はじめに
収穫したトマトは鮮度を保つため、保冷庫(冷蔵庫)に保管します。完熟トマトの適正温度は8~10℃、湿度は85~90%とされていますが、保冷庫内に設置された加湿器は湿度制御ができないためスイッチボットで自動化します。
用意するもの
- SwitchBot 温湿度計(約1,800円)
- SwitchBot プラグミニ スマートプラグ(約1,800円)
- SwitchBot Hub Mini(約4,200円)
- 日東工業 プラボックス P12-1525A(約830円)
- パナソニック コンセント WK1013WP(約250円)
- パナソニック スナップキャップ WH4021BP(約200円)
- ELPA VVFケーブル 1.6mm*2芯 1m VA-1AH(約190円)
- ワゴ ワンタッチコネクター WFR-2BP(約630円)
No.4以降は電気配線用の部材です。コンセント接続の場合は不要です。
設置
残念ながらコンセント接続ではなかったので、2次側の配線にコンセントを設置してスイッチボットのプラグミニを接続します。常時接続する機器をコンセントで接続する点は悩みましたが、消費電力が少ないこととプラグミニのメンテナンス性(交換)を考慮し分解設置は避けました。
接続概要
[ブレーカー] - [コンセント][プラグミニ][プラグ] - [加湿器]
保冷庫はハウス内になるのでウオルボックスに入れ、簡単に撤去できるようワゴのワンタッチコネクタでユニット化し接続します。
ユニット化したので加湿器のVVFケーブルをワゴのワンタッチコネクタに接続すれば設置完了です。
接続場所や接続方法によって電気工事士の資格が必要になります。資格が不要な場合でも火災の危険性などリスクがあります。
プラグミニが設置できたら温湿度計を保冷庫内に設置します。保冷庫内はwifiの電波が届きにくいので、ハブミニの設置場所は注意が必要です。私はハウス内の30mほど離れた場所に設置していますがギリギリの感じです。
設定
ハブミニ、温湿度計、プラグミニをアプリに登録すると「シーン」で自動制御を登録できます。私の場合は湿度80%で加湿器ON、90%でOFFの2つのシーンを登録しました。
温度/湿度、高い/低い、度数/パーセントで簡単に設定できます。
結果
設定湿度での自動制御が実現できました。前途のシーンで設定できるアプリのプッシュ通知は若干タイムラグがありますが、動作が安定しているので通知自体使っていません。
またスマートプラグのメリットは、消費電力のモニタリングも可能です。グラフ表示も可能なので動作ログとしても活用できます。
おわりに
安価でプログラミングも不要で自動制御が実現できるスイッチボットは非常に魅力的です。iFTTTを経由すれば簡単にLINE通知なども可能なのでモニタリング装置としても有用です。
今後ボットを使った保冷庫の自動制御も検討中です。