「プログラマの夫」とは
「プログラマの夫」とは以下のジョークのことです。
“Could you please go shopping for me and buy one carton of milk, and if they have eggs, get 6!”
ある妻がプログラマの夫に「買い物にいって牛乳を1つ買ってきてちょうだい。卵があったら6つお願い」と言った。A short time later the husband comes back with 6 cartons of milk.
夫はしばらくして、牛乳を6パック買ってきた。The wife asks him, “Why the hell did you buy 6 cartons of milk?”
妻は聞いた「なんで牛乳を6パックも買ってきたのよ!」He replied, “They had eggs.”
夫いわく「だって、卵があったから……」
「卵があったら6つお願い」において買うものの指定がないため、前命令の牛乳を買うを引き継いで解釈してしまい、卵は牛乳の個数を左右するフラグとして解釈してしまったというジョークです。
卵があったら → 牛乳を6つ買う
卵がなかったら → 牛乳を1つ買う
こんな状況は実際には中々あり得ないでしょう。
結婚できるプログラマなんて聞いたことがありません。
本題
冗談はさておき本題ですが、この問題は家庭であれば夫に非があると思われますが、仕事であれば妻に非があります。
(ジョークにマジレスするという行為が非常にナンセンスであることは自覚しております。何卒お許しください。)
問題点
まずは何故牛乳と卵が必要になったのかが不明です。
しっかりと牛乳と卵が将来的に必要になるため、このおつかいを頼んでいるのだという背景を、前提として伝えるべきです。
いつも飲む牛乳が切れそうだから1パック買ってきてほしい。
もしも卵が売り場にあったら卵を6個買ってきてほしい。
パック売りで丁度6個の卵が無かったら、最も6個に近い個数のパックを1つ買ってきてほしい。
少なくともこの程度の依頼をしなければ、食い違いがあった場合に自分の責任となってしまうと思います。
そして両者共に結婚しているのにここまでお互いのことを理解していないのも問題です。
普段から相手を知ろうとしていればこのような事態にはならなかったのでは?
仕事に活きる?
そしてこれはきっと仕事にも通ずるのではないでしょうか。
ITであれば要件定義、基本設計、詳細設計と段階を踏んでいく訳ですが、お互いの認識がずれ、誤った要件定義になってしまうと、牛乳を腐らせるとは比にならないほどの被害を生み出してしまいます。
そこでこの教訓を活かし、要望をすべて正しく伝え、お互いに最終的なゴールを共有することで、このような被害を減らせるわけです。
また、ITでなかったとしても、仕事には往々にして人に指示を出さなくてはならない場面があります。
小さな仕事の指示であっても、正しく指示を伝え、同じゴールを見ているか逐一確認することが大切だと思います。
こういった指示がない場合にも、作業を実施する際に、この作業おかしくないかと疑問を持つことも大切です。
指示された作業をただこなすのではなく、作業を自分事として捉え、意味を考えながら作業を進めていくことも求められます。
まとめ
今回は「プログラマの夫」から学んだ事をまとめてみました。
ジョークを解説してマジレスするという、ジョークに対する侮辱のようなことをしてしまって、大変心苦しい限りです。
これから妻の立場にも夫の立場にも立つことになるので、ここでまとめたことを意識していこうと感じています。
もし結婚したら、妻の言いたいことを察せる夫を目指します。