2月16日、ついにAtCoder黄色に到達しました。(2度目ですが)
AtCoder黄色に到達するまでにやったことをまとめます。
灰色まで
初コンテストはABC097で、この時は2完して初めてレートが付きました。
これまでには、AOJのIntroduction to Programming(現在のIntroduction to Programming 1)を使って基礎的な知識をつけていました。
自分が競プロを始めた時には、APG4bがまだ充実していなかったのでAOJが主流でしたが、現在はAPG4bを使うのもアリだと思います。
茶色まで
特に何かをした覚えはありません。灰色までの頃と同じように、AOJとAtCoderの問題を特に何も考えずに埋めていたくらいです。
あと、確かこのころ蟻本を買いました。
緑色まで
蟻本を読み始めました。
あとは、@e869120 さんのSTL講習会(埋もれていたので、僕が許可を取って公開しています)を読みました。これは緑色以降の伸びに大きくかかわったと思います。
このころはちょうど中学1年の夏休みで、このころに結構精進をした記憶があります。
AtCoderには関係ないですが、JOI(日本情報オリンピック)の難易度5相当の問題をたくさん埋めました。これもこのあたりのレート帯の人にとってはとてもいい練習です。
水色まで
このころも、特に何も考えずひたすら精進をしていました。たぶん主に400点を埋めていました。
とはいえ、ad-hocな考察を要するような、現在だとDifficultyが1700くらいの問題は一切解けなかったと思います。
このころはコンテストの質的にも、早解きでレートが上げやすかったのが原因だと思います。
青色まで
時代は令和になり、いわゆる「令和ABC」になってからRatedが増えて、青入りしました。
青入りしてすぐは、AGCでもABCでも好調で、すぐにレートを1800前後まで上げられました。
このころまでには、400点問題までは全部埋めていたはずです。
しかし、そこから長い停滞に入ります。
この停滞の中で、現在の自分につながるような考察力の強化やアルゴリズム力の強化ができたように感じます。
400点問題を埋め終わり、難しめの500点、そして600点問題を中心的に埋めるようになります。
この中で、AtCoderで要求されるような500点-600点を素早く解く頭の回転が鍛えられたのだと思っています。
そして、黄色
初めて黄色入りしたのは、2019年11月23日です。
この日は自分の競プロ人生に残るような大成功を収め、初めての橙パフォーマンスを取って一気に黄色入りしました。
そのあとはしばらくRatedがないまま黄色コーダーとしてGigaCode 2019や、パ研合宿2019、そして日本情報オリンピック二次予選などの競プロのイベントに臨んでいました。
また青
しかし、黄色になって次のRated,AGC041で水色Difficultyが解けないという大失態をやらかし、また一気に青に引き戻されます。
そのあとも、スピードが勝負のABCでなかなか結果を残せないままでした。とはいえ、この時期も、先に述べた青色での停滞期と同じように、実力を多少つけられたと思います。
やることとしては、ひたすらラスボス級の500点と600点を解くだけ。
そして、レートの上下を繰り返しながら、最終的にはABCの早解きでレートを黄色まで持っていきました。
2度目の黄色
そして今、もう1度黄色に返り咲きました。
また青には戻りたくないですね…
おわりに
水色までは効率的に努力して、蟻本を読んで、落ち着いてコンテストに出ればどうにでもなります。
実際、ほぼ無精進で水色まで、場合によっては青まで到達している人もいます。(とはいえ、僕のいたころの環境と今とは少し違うので、昔よりは大変かもしれません)
青以降は、500点や600点をひたすら演習して実装力、考察力を上げましょう。
競プロ、頑張りましょう!!!