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SAP Cloud Transport Managementを利用したiFlowの移送についての概要

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はじめに

今回SAP Integration Suiteで作成したiFlowを、SAP Cloud Transport Managementを利用してソース環境からターゲット環境へ移送しました。
その概要について、記載します。

SAP Cloud Transport Managementとは

SAP Cloud Transport Management(cTMS)サービスとは、クラウドベースのソリューションで開発成果物やアプリケーション固有のコンテンツの移送を管理するサービスです。
SAP Cloud Transport Managementサービスを利用すると、異なる環境のアカウント間でソフトウェア成果物の管理が可能となり、アプリケーション成果物やそれぞれのアプリケーション固有のコンテンツをソースシステムからターゲットシステムに移送ができます。

iFlowを移送するには

以下図のように設定を行うことで、SAP Integration Suiteで作成したiFlowをソース環境からターゲット環境へ移送することができるようになります。
設定用サブアカウントは、ソースまたはターゲット環境とまとめることも可能です。
また図ではソース環境からターゲット環境への移送のみとなっておりますが、接続設定を追加すれば
ソース環境→ターゲット環境(検証)→ターゲット環境(本番)
というようなスリーランドスケープでも移送が可能です。
※図の設定はCloud Foundry環境ベースのサブアカウントで行う必要があります。
ctms01.png

実際に移送してみて

これまでiFlowを移送する場合は手動でエクスポート・インポートを行い、外部パラメータを再設定する必要があるなど、オペレーションミスが起こりやすい手順でした。
SAP Cloud Transport Managementサービスを利用すると設定が手間な部分もありますが、一度設定さえすれば外部パラメータなどの設定を引き継いだまま、容易かつ柔軟に移送が可能となります。

終わりに

SAP Cloud Transport Managementサービスを利用することで、容易なiFlowの移送が可能となりました。
実際の設定手順については、また機会があればまとめたいと思います。

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