Power BIとVisio、SharePointリストを使った座席表を作ってみたの続きです。
最終的には、ワンタップやワンクリックで座席を登録できるようにしたいのですが、少しずつ進めたいので SharePoint のリストを更新できればOKなアプリを作ります。

これまでの構成

座席表のレイアウト表示は、Power BI を使用しました。
座席情報は、SharePoint Onlineリストを使用しました。

今回の構成

これまでの構成は、座席レイアウトを表示する部分なので今回は、座席情報を入力する部分を追加します。
入力部分は、PowerApps を使用します。

#進め方

PowerAppsは、データを基にウィザード機能で画面を作ると一覧画面、詳細表示画面、編集画面をスマートフォンのレイアウトで自動で作成してくれます。
使い方は、座席についたら一覧画面から座席を選んで名前を登録できる様にします。

#手順

データを用意
1. 前回、作ったSharePoint リストに座席の数だけ情報を登録
  (ここではFloorリストに DESK1-A1、DESK1-A2...、DESK1-B1...、DESK2-A1...)
データから画面を作成
1. Office 365 のアプリランチャからPowerAppsを起動
2. PowerApps の画面左側の[作成]タブから[データから作成]をクリック
3. 説明画面が表示されたら画面中央のアプリを操作してみます。（これサンプルイメージじゃなくてサンプルアプリです）
4. 一通り試してみたら[このアプリの作成]をクリック
5. データを使用して開始で、「SharePoint」の[携帯電話レイア...]をクリック
6. 「データに接続する方法を選択してください。」で[直接接続(クラウドサービス)]を選んで[作成]ボタンをクリック
7. 「リストの場所を表す SharePoint URL を入力してください。」でサイトのURLをコピー&ペーストして[移動]をクリック
8. 「一覧の選択」でSharePoint リストを選んで[接続]をクリック
9. しばらくするとアプリが作られて、ようこそ画面が表示される
画面を調整
1. 画面左側の「画面」ペインに画面や画面の要素がツリー表示される
  - BrowseScreen1 が一覧画面
  - DetailScreen1 が詳細画面
  - EditScreen1 が編集画面
2. 一覧画面をカスタマイズ
  1. 登録者の表示は不要なので、BrowseGallery1 をクリックしてプロパティの[レイアウト]を「タイトルとサブタイトル」に変更
  2. この時に詳細画面へのボタンが無効になるため修正
    1. BrowseGallery1 の NextArrow1 をクリックして、関数バーの OnSelect の値を「Navigate(DetailScreen1, None)」に修正
  3. 座席の追加も不要なので、IconNewItem1をクリックしてプロパティの[表示]をオフに変更
3. 詳細画面をカスタマイズ
  1. 座席の削除は不要なので、IconDelete1をクリックしてプロパティの[表示]をオフに変更
4. 編集画面をカスタマイズ
  1. 添付ファイルの編集は不要なので、EditForm1をクリックしてプロパティの[フィールドの編集]をクリック
  2. フィールド画面の添付ファイルの右端の[...]ボタン、[削除]メニューの順にクリック
アプリの公開
1. [ファイル]メニュー、[名前を付けて保存]タブの順にクリック
2. 保存場所が[クラウド]になっていることを確認
3. アプリ名をつけて、[保存]ボタンをクリック
4. 保存画面で[このアプリを共有する]ボタンをクリック
5. 共有画面で名前やメールアドレスなどで共有先を指定して[共有]ボタンをクリック