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mocopiのモーションデータをSTYLYで再生する

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はじめに

Sony製モーションキャプチャデバイス「mocopi」で記録したモーションデータをSTYLYにアップロードしてみたので、手順を解説します。

手順

  1. mocopiでモーション記録する
  2. bvhファイルをfbxに変換する
  3. Unityでキャラクターにモーションデータを適用する
  4. STYLYにアップロードする

mocopiでモーションを記録する

  • mocopiアプリで記録
    モーションを選択し、保存モードで記録ボタンを押せば記録されます。
    image.png

  • bvhファイルを取得する
    ファイルの保存場所は以下の通りです。iPhoneの場合はファイルアプリなどで取り出すことができます。

ヒント
データ(BVHファイル)は、スマートフォンの下記の場所に保存されます。
iPhone:mocopiフォルダのMotionData配下
Android:ユーザーが初回保存時に指定したフォルダ配下

bvhファイルをfbxに変換する

STYLYにアニメーション付きのキャラクターをアップロードために、Unityにインポートします。
Unityは直接bvhファイルをインポートできないのでBlenderを使ってbvhをfbxに変換します。

bvhファイルをインポートする

File > Import > Motion Capture(.bvh)
でmocopiのbvhファイルを選択。
image.png

image.png

Frame Rateを50に変更する

Timelineを表示し、アニメーションを再生するとちょっともっさりしています。
FPSが24になっているため50に変更します。
image.png

image.png

再生範囲を調整する

TimelineのStartとEndの値を変更して再生範囲を調整します。
image.png

fbxファイルにエクスポートする

File > Export > FBX (.fbx)を選択
image.png

Object TypesはArmatureのみを選択してExport
image.png

毎回同じ操作をするのは面倒なので変換スクリプトを作成しました。

Unityでキャラクターにモーションデータを適用する

fbxファイルをUnityインポート

エクスポートしたfbxファイルをUnityのProjectへDrag & Drop
image.png

RigのAnimation Typeを Humanoid に変更し、Apply
image.png

Humanoidのキャラクターを用意する

Humanoidなら何でもOKです。
image.png

fbxからキャラクターにアニメーションを適用する

  • Animatorの場合
    Animation をHumanoidモデルへDrag & Drop
    image.png

Unity EditorでPlayすると動き出します。
image.png

  • Timelineの場合
    Timelineウィンドウを開き、キャラクターをHierarchyで選択してCreateボタンを押す。
    image.png
    Animator欄ができるので、ここにmocopiのアニメーションデータをDrag & Drop
    image.png

Timelineで操作できるようになります。
image.png

STYLYにアップロードする

こちらの記事を参考に、GameObjectをPrefab化してSTYLYにアップロードしてください。

おわりに

mocopiはスマホがあればワイヤレスでお手軽にモーションキャプチャできる素晴らしいデバイスだと思います。
本記事ではSTYLYでmocopiで記録したモーションデータを再生する方法について解説しました。
STYLYでのAR/VRコンテンツの制作に参考になれば幸いです。

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