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AltspaceVRへ3Dモデルを持ち込む

Last updated at Posted at 2015-10-11

はじめに

AltspaceVRとは、今注目を集めている、ソーシャルVRサービスです。
AltspaceVRではVR空間で遊べるアプリが公開されており、独自アプリの作成も可能です。
サメジ部長さんによるAltspaceVR導入記事はこちら
公式の開発者向け情報はこちら(英語)。

本記事では、
・AltspaceVRで動くアプリ作成環境の構築
・サンプルアプリの起動
・AltspaceVRへ3Dモデルを持ち込む方法
を説明します。

開発環境の構築

1.こちらから[Download ZIP]ボタンをクリックし、AltspaceSDKをダウンロードします。
ダウンロードしたら、適当な場所に解凍してください。

2.ローカルWebサーバで動かす
ここでは、Preprosを使って説明します。
preprsのprojectフォルダに、1で解凍したAltspaceSDKのフォルダを丸ごとドラッグドロップしてください。
screenshot1.png

サンプルアプリの起動

1.PREVIEW>Open Live Previewをクリックするとブラウザが立ち上がります。
image

2.チェスアプリを起動する
ブラウザからexamples>chess.htmlとたどります。
image
チェスアプリが起動しました!
でもこれは通常のブラウザで起動しただけですね。
では、このurlをコピーしてAltspaceVRのブラウザurl欄にペーストしてみてください。
image
↑ここに http://localhost:8000/examples/chess.html をペースト
image
AltspaceVRでチェスアプリが起動しました。
つまり、AltspaceVRのアプリ表示機能は実は3D表示専用(WebGL専用?)のブラウザだったというわけです。
アプリはthree.jsで書かれたWebアプリであり、Firefox+FireBugでのデバッグも可能です。

3.公開Webサーバへ配置する
ローカルWebサーバで動いているだけではPublic SpaceにBeemしても自分以外の人はこのアプリを見ることができません。
そこで公開WebサーバにAltspaceSDKの一式をFTPでアップロードします。
私はさくらインターネットのレンタルサーバーを使いました。
image

公開Webサーバに配置したURLを指定すれば、全員で見る事が出来ます。
http://afjk.sakura.ne.jp/work/AltspaceSDK-master/examples/chess.html

AltspaceVRへ3Dモデルを持ち込む

チェスのコマはobjファイルになっているので、手持ちの3Dモデルファイルと差し替えればAltspaceVR内に好きな3Dモデルを持ち込めそうです。

1.3Dモデルを用意する
VRと言えば唐揚げですね。
GOROman式からあげ・アペンド Ver1.00をお借りして表示します。

このファイルはfbxなので、objファイルに変換が必要です。
試行錯誤の結果、Visual Studio 2015で開き、save as でobj形式で保存することで変換出来ました。

2.モデルファイルをWebサーバへ格納する
変換してできたobj,mtlおよびテクスチャファイルをサーバへ格納します。
/home/afjk/www/work/AltspaceSDK-master/examples/models/chess

image

3.チェスのコマと差し替える
とりあえずkingと差し替えましょう。
chess.htmlを編集して参照先を変えます。
101行目あたりから、king:とdirectory:の2か所を変更します。

chess.html
    var CONFIG = Object.freeze({//constants
        boardSize: 700,//chess piece models are scaled to fit the board
        tableHeight: 0,//chess board is raised to be on top of table
        dragPlaneSize: 1000,//boundary for dragging pieces, should be larger than boardSize
        pieces: {
// ★king->から揚げモデルファイル名に変更
//          king: {modelFile: 'king', count: 1},
            king: {modelFile: 'karaage_vs', count: 1},
            queen: {modelFile: 'queen', count: 1},
            bishop: {modelFile: 'bishop', count: 2},
            knight: {modelFile: 'knight', count: 2},
            rook: {modelFile: 'rook', count: 2},
            pawn: {modelFile: 'pawn', count: 8}
        },
        pieceWidth: 16,
        board: {modelFile: 'board', width: 50, height: 1},
// ★directoryを自分の公開サーバ上のモデルのURLに変更
//      directory: 'https://sdk.altvr.com/examples/models/share/chess',
        directory: 'http://afjk.sakura.ne.jp/work/AltspaceSDK-master/examples/models/chess/',
    });

結果

こちらのURLでも確認できます。
http://afjk.sakura.ne.jp/work/AltspaceSDK-master/examples/chess_karaage.html

AltspaceVR、簡単な展示会など出来てしまいそうですね。
皆さんも好きな3DモデルをAltspaceVRに持ち込んでみて下さい。

以上です。

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