JavaのEclipseでの開発環境構築について、備忘録を兼ねて記事にまとめました。
2020年8月時点です。
##環境
OS: Windows10
#1. JavaのJDK入手
Eclipseインストーラ実行に必要な、Javaの実行環境を準備する(JDKの入手)。
###手順
https://openjdk.java.net
・install→jdk.java.net→Ready for use: JDK 14→Windows64bit
からJDKをダウンロード。
・解凍して、「jdk-14.0.2」ができることを確認する。
・C:\ドライブ直下に「jdk-14.0.2」を移動する(他の場所でも可だが、パスが長すぎたり日本語が入ってるとエラーの原因になる)。
・パスは「C:\jdk-14.0.2」になる。
(14.0.2は記事作成時のバージョン)
###解説
#####JDKとは
Java SE Development kit
Javaでプログラミング開発を行う際に必要なキット
JRE、Java SE等が入っている。
#####JREとは
Java Runtime Environment
Javaの実行環境
開発をせず、Javaの実行だけをしたい場合はこれだけでも動く。
JRE内にはJavaVMというJavaを動かす仮想環境が入っている(JavaVMのおかげであらゆるOSでJavaが動作する)
Eclipse本体はJavaで動く。これがないとEclipseのインストーラーすら動かない(正確にはjava1.8.0(java.exe)どこ?って聞かれる)。
#####Java SEとは
Java Standart Edition
Javaのプログラミングで必要な最低限の機能をまとめたもの
System.out.printlnもここに含まれる
#2. 環境変数の設定
###手順
Windowsキー→「環境変数」と入力
→「システム環境変数の編集」→「環境変数」
下側「システム環境変数」内に「新規」
→変数名「JAVA_HOME」、変数値「C:\jdk-14.0.2」
下側「システム環境変数」内「Path」を探してWクリック→「環境変数名の編集」画面が開く
「新規」→「C:\jdk-14.0.2\bin」を入力
consoleを開いて、「java -version」でバージョン確認できれば完了
###解説
#####何してるのか→consoleコマンドの簡略化
consoleからjavaを実行するときに、コマンドを簡略化するため。
パスを設定していると「java -version」コマンドで済むものが
パスを設定していないと「C:\jdk-14.0.2\bin\java.exe -version」まで
コマンドを打たなくてはいけなくなる。
#####Eclipseインストーラー実行時に簡略化できる。
Pathを設定しないとEclipseインストーラ実行時に「java1.8.0(java.exe)どこ?」って聞かれる。
Pathを設定してるとEclipseインストーラが一発で実行される。
#3.Eclipseのインストール
※古いEclipseが入っている場合は削除しておく。
###手順
http://www.eclipse.org/
「Download」→「Download 64bit」
にてEclipseインストーラをダウンロード
・インストーラを右クリック→管理者として実行
####インストール中の選択項目等について
・「Eclipse IDE for Java Developers」を選択
「Eclipse IDE for Enterprise Java Developers」は企業向け
・インストールするフォルダは、「C:\eclipse\jee-2020-06」のようにわかりやすいほうがいい。
・workspaceの設定は、作成するJavaのプロジェクトの保存場所を指定する。
「C:\work」等わかりやすい場所を作るとよい。
注意点として、パスが長すぎたり、日本語が含まれるとエラーの原因になる。
その他項目について特筆する点は無し。
そのまま実行していけばインストールが完了する。