引き続き、電車でGO!新幹線専用コントローラーで遊んでいきます。
使用時間は大したことないはずで、前回使ったとき(20年近く前)は正常動作していたと記憶しているのですが、マスコンハンドルが動作不良を起こしており、ノッチ0と1しか反応しない状態になっていました。
今回の記事ではそれを修理してみようと思います。
分解
ねじ止めを外して分解した写真がこちらです。
おお…古めかしい基板だ…
ハンドルの振動モーターってハンドルの先端の方についていたんですね~
今回は表示器の方には用がないのでここまでしか分解しません。
マスコン周辺
マスコンを外す前はこんな感じ。ネジが1つ足りない感じがしますが、コストカットなのか、私のロットだけそうなのかはわかりません。 1か所は底板と共締めです。
部品としてはシンプルで、小さい部品もないので難易度は低そうです。
筐体についている板バネがポロリと落ちてなくしそうなので気をつけてください。
マスコン基板
問題の基板はこちらです。
きれいですね~。かわいいね~
適当に回路図を起こすとこんな感じです。
シンプルですね。抵抗分圧をハンドルについたショートバーで選択してA/Dにでも突っ込んでいるのでしょう。
ブレーキの方は390 Ω→560 Ω、×14個→×9個に読み替えてください。
どちらも合計して約5.5 kΩほどになります。1 mA弱流れるわけですね。
精度の高い金属皮膜抵抗を使っているのか、チップ抵抗の表示は「3900」と有効数字が多めです。
サイズは1608と思われます。
故障原因
てっきり端子に付着したグリスが原因で接点不良を起こしているのかと思ったのですが、清掃しても復活しません。
そこで抵抗値を測定すると、いくつかの抵抗がオープンモードで故障していたようです。
どうやらこのコントローラーの泣き所らしく、ハンドルが反応しない原因はほとんどこれっぽいらしいです[1]。
部品の型番もデータシートもわからないので何とも言えませんが、定格電力ギリギリで設計されてしまっているのではないでしょうか。
20年前の1608サイズの金属皮膜抵抗の定格の相場を覚えている人がいたら教えてください。
ともかく、チップ抵抗の交換で直りそうです。
直ったら追記しようかなと思います。
直ったので追記
参考文献のとおり、チップ抵抗を交換したら直りました。
1608だとちょっと元のサイズより小さいですが、つけることは可能です。
交換のやり方は適当に検索してください。
あとはこの交換部品がどのくらい長生きしてくれるかですが…はてはて…
写真撮り忘れたので、動作確認用に作ったソフトのスクショでもおいておきます。
やったね。