目的
こんにちは、小売業で働くAさんです。
デスクがご近所のメンバーのために、Excelシート
をまとめて作成できる自動作成ロボットを初めて作ってみました。
使用したツール
今回使ったのはRPAのPower Automate Desktop
とMicrosoft Exel
の2つです。
Excelシートを用意
今回のチャレンジでは、このエクセルシードに12カ月分を素早くつくります。
シートは在庫報告書を準備しました。
Power Automate Desktop
を新規作成
アクションの種類☟
1. Excelの起動
2. Excelワークシートからセルをコピー
3. Loop
- 新しいワークシートの追加(Excel)
- Excelワークシートにセルを貼り付け
- Excelワークシート内のセルを選択
-- END
パラメータの選択 内容
Excelの起動
次のドキュメントを開く
を選択してドキュメントパス
に集計したいエクセルを選択します。 このまま保存します。
Excelワークシートからセルをコピー
Excelインスタンス
には自動的にExcelinstance
が入ります。
コピーモード
でセル範囲の値
を選択します。
先頭列
から最終行
までの値は、この後に出てくるエクセルのセル範囲になります。
Excelワークシート内のセルを選択
ここでもExcelインスタンス
には自動的にExcelinstance
が入ります。
貼り付けモード
で指定したセル上
を選択します。
列
と行
は新しいシートのどの位置を起点に貼り付けるかをあらわしますので、シート左上一杯に貼り付けるために列
にA
、行
に1
をて保存します。
Loop
は繰り返しのアクションですので、ここでは12カ月分の新しいシートを貼り付けたるため開始値
に1
、終了に12カ月の12
、シートを1個ずつ増やすため増分
に1
を入れます。これで保存します。
新しいワークシートの追加
また³ここでもExcelインスタンス
には自動的にExcelinstance
が入ります。
ここでは追加するシート名のアクションです。シート名に〇月と入れたいので新しいワークシート名
に%Loopinde%
の変数を選択したら月
を付け加えます。名前を付けてワークシートに追加
は最後のワークシート
でOKです。これでアクションの値選択はすべて完了です。
RPA 実行
よそ見をしている間に12カ月分のシートが張り付きました!
フォントや書式、関数も問題なくコピーできています。
作成にあたり事前に行ったこと
RPA作成にあたり、上司、同僚、店長に2つのテーマを伺って、作成に取り組みました。
ヒアリングした内容は2つです
1.業務効率化をテーマにデジタル関連についてご意見をお聞かせください。
2.身近な課題をデジタル化で取り組むとしたらどのようなツールが欲しいですか?
- 7名からアンケートをいただきました。
当初想定していたのはエクセル系で報告書に絡んだ改善要望が多いのではないかと想定してしていましたが、5名の方がコミュニケーションツールについて関心が高いことがわかりました。社内SNSの導入も視野に入れて、RPAの可能性も実際に拡大していきたいと感じました。
アンケートをいただいた方々に今回のシート作成ロボットの感想を伺いました。
上司B
速いのがいい。ただ、RPAを作成できる人を増やしてほしい。
同僚C (RPAオペレーター)
データ取得から、ポータルサイトへの投稿、作業完了のお知らせメール送信、エラー発生時対応ができて一人前だと思う。さらに頑張って下さい。
さいごに
サイトからデータがダウンロードできない。変数の選択の間違いが多く、修復のつもりがさらに破壊してしまうお粗末さ。でもセミナーのメンバーのフォローもあってどうにか形にしました。ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
#protoout