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【凄すぎる感謝の力】なぜ日記アプリを個人開発したか

Last updated at Posted at 2024-08-25

はじめに

AIから返信がもらえる感謝日記を作成しました。
この記事ではどうしてこのアプリを作成したか、アプリを通してどういうことが実現したかったかなどの話を共有したいと思います。


具体的なアプリの概要については以下の記事で公開してますので興味があれば覗いてみてください!

知られざる感謝の力について

最近この本を読み、感謝について考える機会がありました。

突然ですが、感謝の力ってどれくらいかご存知でしょうか。

大雑把に挙げただけでも以下の6つがあります。

  • 心理的な幸福感を高める
  • 人間関係を改善する
  • ストレスを軽減する
  • 前向きな思考を促進する
  • 自尊心を高める

上記はざっと挙げただけなので、ポジティブな影響はもっとあります。

さらにすごいことは、感謝の力には以下の3つの特徴があります。

  • 無料で感謝の力の影響を享受できる
  • 誰でもどんな状況・環境でも始められる
  • いつからでもこの力を鍛えることができる

感謝の力を鍛えないと起こること

逆に感謝の力を鍛えていかないと以下のようなことが起こりがちになります。


人間関係の悪化

周囲の人々が、自分の行動や貢献が評価されていないと感じる
人々が自分を当たり前だと思われていると感じ、モチベーションが低下する

心理的影響

自分自身も感謝の気持ちを忘れ、物事を当然と捉えがちになる
ストレスや不満が蓄積しやすくなる

社会的影響

親切をしたり、協力をしたりする人への思いやりの精神が薄れる
人間関係の悪化につながるので、当然ですがコミュニティの結束力が弱まる

個人の成長

謙虚さや他者への配慮を学ぶ機会を逃す
自己中心的な考え方に陥りやすくなる


特に一番目の人間関係の悪化は人生に対する影響が非常に大きいと言えます。なぜなら人の幸福度は人間関係と密接な関係があるという研究結果もあり、人間関係が悪化すると生活の質が著しく落ちるからです。
また人間関係が一度壊れると修復するのに時間がかかるか、修復がほぼ不可能になることも多いです。
こういったことにならないように感謝の力を鍛えて、幸福度を上げていくことで、自分も周りの人も幸せになることにつながります。

感謝の力(=幸福力)の鍛え方

毎日感謝することで、幸せだと満たされている気分になる脳内の回路が強化されるらしいです。そうすると現状に不満がある人でもだんだん幸福度が上がってきて同じ状況なのに幸せに過ごす時間が多くなります。

感謝のいいことは場所や時間を選ばないことです。どんな時にもできます。

例えば、朝起きて外を見た時にいい天気であること、健康に朝を迎えられること、快適な環境で寝ることができたことなど当たり前だと見過ごしなことに焦点を当てることで感謝の機会を持つことができます。

電車に乗っていても、電車がきちんと運行されていることや電車が遅れても懸命に電車の運転復旧に奮闘してくれる人がいることなど感謝する機会があります。

ちなみに前にJRのとある線をGoogle検索したところ、「○○線 いい加減にしろ」と予測が出てきました。多くの人が通勤時間中に遅延や停止が多く不満に思っているからこういうキーワードが多く検索されているようです。

これをみた時にコップの水の例えを思い出しました。

コップに半分の水が入っていたら、物事を肯定的か否定的のどちらで捉えがちかわかるというものです。

例えば、上記のJRの運行に不満を持っている人はコップが半分だと「半分しかない!」と考えてしまいがちです。

もし普段から感謝の力を鍛えていたら、そもそもこのような不満が生まれることは少なくなります。
電車自体があることや働いている人に感謝のフォーカスがあたるからです。こうなると、水が入っているコップを見た時には「半分も水が入っている!」と思えるようになります。

そして不満や文句を言う思考回路がだんだんと減っていきます。

思考が幸せに満たされるとどうなるか

人生が変わると思います。
なぜならおのずと以下のような変化が起こってくる可能性が高くなるからです。

  • 人間関係が向上する
  • ストレスが減って、不安や心配、怒りが少なくなる
  • 免疫が強化されて風邪やウイルスに影響されにくい強い体になる
  • モチベーションがアップする
  • 自己肯定感(自分を好きに感じる気持ち)が上がる

多くの人が悩んでいることが人間関係や不安から生じていることが多い気がします。
もし上記のような変化が起これば悩みも少なくなり人生の目的地も変わっていくかもしれません。
そして人生そのものをポジティブに満足感の高いものにすることができるようになります。

感謝日記アプリの概要

今回ご紹介するアプリを作成したのはこういう考え方を知り、多くの人が感謝の力を鍛えて人生を豊かにできるようになったらいいなと思ったことがきっかけでした。

ジャーナリング(=日記を書くこと)は数年前から欧米で流行っており、日本でもノートに筆記開示といった形でとにかく思ったことを書いていく感じの日記が一部の人の間で流行っているようです。

私も通常の日記や感謝日記をノートで書いたことがありましたが、あまり長続きすることがありませんでした。
その理由は、書き出したらあっという間に時間が経ってしまい少しの時間で継続するはずが20~30分ほどかかってしまうことでした。結局忙しいという理由からノートに書くスタイルは続きませんでした。

今回は私のようにノートでのジャーナリングが続かないけど、感謝する習慣で幸福力を上げていきたいというような人に向けて箇条書きで3行入力するだけのアプリを開発しました。

記録にかかる時間は個人差がありますが、1分ほどです。

毎日の継続はカレンダー機能があって、そこにマーカーで色付けがされていくので、視覚的に自分の習慣が続いているか管理をしてモチベーションを上げることもできます。

そして他の日記アプリと違うのが、AIから返信がもらえることです。
スクリーンショット 2024-08-21 5.23.33.png

なんで個人日記なのに返信が大切なのか

日記アプリを続けるにはどういう工夫が必要か考えている時に、自分だけの日記は続くことがなかったけど昔担任の先生としていた絵日記や友達との交換日記は続いたことを思い出しました。

一人で黙々とやっていると毎日同じ内容になって飽きてきたり、この内容でいいのかなと不必要に悩んでしまったりします。

そこで、誰かから返信があるだけで続ける要素が一つ増えるのではないかと考えました。

AIを使用した理由は、私自身の経験からです。
ある日、AIにジャーナルの内容を書いてみたらどのような返信があるのだろう?と単純に疑問に思ってチャット欄に入力してみました。

そうすると返信がすごくポジティブで驚いたことを覚えています。
カウンセリングや人間に直接話すより簡単ですが、鋭くかつロジカルに理由づけされた励ましコメントしてくれたりするので納得感も上がり、ポジティブな気分になることができました。

こういう体験をアプリで提供したいなと思ったことがAIからの返信を起用した理由です。

日記に返信があることで得られるメリット

日記に返信があると、得られそうなメリットは以下があると考えています。

  • 毎日感情的サポートや励ましを得られる
  • 定期的な返信により、感謝を記録する習慣を促進できる
  • 感情に左右されない、一貫した反応を提供できる
  • パターンや傾向を認識し、ユーザーに気づきを与えられる
  • 感謝したことに対してフィードバックを受けることでポジティブな思考を強化できる
  • 新たな感謝の視点を得ることができる

なぜAIなのか

これは以下のメリットがあると考えるからです。

1. 感情に左右されない、一貫した反応を提供できる
これは一番大きいかもしれません。AIは感情的になることなく客観的に評価することが得意だと思います。ですので、コメントが感情的な部分やその人特有の考え方に左右されることがありません。

2. 人間に話すことに抵抗がある内容話しやすい
人間が相手だと「どう思われるか」を心配して本当のことを書きにくいかもしれませんが、AIだと安心して共有できる可能性が高くなると考えました。

また以下は今回機能としてつけることはできなかったですが、今後さらに発展して開発をする場合は機能として是非あればいいなと考えています。

  • ユーザーの過去の記録を分析し、個別化された助言や洞察を提供できる
  • 感謝の対象や頻度の変化を追跡し、フィードバックできる
  • 感謝の内容や表現から、ユーザーの精神状態を分析できる
  • 必要に応じて、専門家への相談を勧めることができる
  • ユーザーの成長や変化を認識し、フィードバックできる

自分への感謝も重要らしい

これって意識している人は多くないと思いますが、自分のために頑張る自分への感謝も取り入れるといいみたいです。

毎日忙しく過ごしていると、自分を褒める機会はあまりなかったり忘れてしまったりします。

感謝する内容は、「自分のために健康な食事を選んでくれてありがとう」とか、なんでもいいです。

毎日生活するだけでも大変なこともありますが、大人になると褒められる機会も減ります。

「仕事をするのは当たり前」、「頑張るのは当たり前」と思われがちですが、自分だけでも自分に「ありがとう」を言ってみてください。すぐに気分の変化や身体の変化に気づくことがあるかもしれません。

感謝の力は自分への感謝でも鍛えることができるそうです!

さいごに

今回は個人開発したアプリについて、どうして作ろうと思ったか、何を実現したかったかを中心に共有させていただきました。
アプリは一旦個人用に作成したのでまだサービスとしてリリース予定はないですが、これを読んで使ってみたい!と思われた方は記事に「いいね!」をいただけると嬉しいです!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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