これはなにか?
個人で作っていたWebサイトや、昔業務で運用していたサービスなど、メンテナンスせずに放っておいたことによってのちのち痛い思いをした話になります。
何がおきたのか?
昔勤めていた会社では、非注力
をいう言葉がありました
どういうことかと言うと、そこまで手(人的コスト)はかけられないけど、売上があるので終了することはできないサービスになります
そのため、ほぼ放置状態となりますが、何かあれば対応するということになります
放置期間が長ければ長いほど、対応コストはどんどん高くなります
セキュリティーパッチが当たっていない
OS・アプリケーションがEOLを過ぎている
アップデートしようにも、段階的にアップデートしないと最新版にならない
メジャーバージョンが変わって動作しないメソッドがある
Gitなどでコード管理してデプロイする環境とかあったのに動かない
結果的に、今動いている環境を直接編集して、その場を乗り切る感じになります
エイヤーのぶっつけ本番です
どうしてこうなるのか
理由はいろいろあると思います
- サービスを作った人が異動・退職された
- ドキュメントはあるが、古文書みたいになってしまっている
- ドキュメントはあるが、どこにあるか忘れてしまった
- ドキュメントがない
- ドキュメントに書いてある通りに環境が作れない
- ローカル環境で動作環境が作れない
- デプロイの仕方が分からない
- どうやら秘密鍵のようなファイルが必要だけど見つからない
などなど
総じて言えるのは、人の手が入らないサービスはノウハウが途絶えるということです
こうならないために……
サービスが運用されているということは、なんらかのプラットフォーム上で、なんらかのミドルウェアの上で、なんらかのプログラムが実行されているわけです
ノウハウを途絶えさせない
よい解決方法に巡り合っていないです
現時点の担当者が、劣化することなく次につなげていくしかない気がします
そして、最低限の手をかけられる状態を作れるためのドキュメントやアプリケーションのアップデートをする
動作している環境の情報をキャッチ
非注力ながらでも、情報の取得は必要になります
- 稼働しているプラットフォームの情報をキャッチ
- プログラムを動作させているミドルウェアの情報をキャッチ
- 利用しているプログラムの情報をキャッチ
もしかしたら他サービスが同じ環境でとかで、ある程度情報共有してもらえれば補えるところはあると思います
最後に
作ったサービスは、終了を迎えるまで放っておかず、手をかけてあげましょう
最低限、手をかけられるように掛け合ってみて、説得してみる
サービスに愛をもって接してあげましょう
ラブ&ピース