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Fargate 導入概要 メモ

Last updated at Posted at 2020-03-22

Fargate のメモ

Fargate

AWS で簡単に Docker コンテナを動かせるサービス。
ただし、独自の概念が多く、慣れる必要がある。

筆者は以前に導入を試みて、挫折した。今日(2020/03/23)試してみたら、ドキュメントが良くなったのか、オンボーディングが良くなったのか、意外とすんなり理解できたので、記録しておく

なぜ Fargate なのか

前提として

  • PV 換算すると 月20万PVほどのアクセスのWebサービスを運用している
  • インフラエンジニアが不在なので、あまり煩わしい作業はしたくない
  • かといって、 EC2 はプロビジョニングとか面倒だし、ElasticBeanstalk はデプロイに時間かかるし小回りが効かない(経験談)
  • とりあえず動けばOKなサービスに適用する(本サービスではなく、LP + アルファな感じ。Next.js利用)

AWS には EKS など魅力的なサービスがあるが、意外と高い。コントロールパネルを動かしているだけで、15000円くらいかかるらしい(と、AWS の方に言われた)

さくっとサービス動かすだけなら、 Fargate の方が簡単で安いらしい(と、AWS の方に言われた)

値下げされたのも大きい。
EKS でも、 EKS + Fargate とかあるので、どうせならシンプルな方にしたい。

ので、再入門した。

独自概念の説明

登場人物は4人。

  • Cluster
  • Service
  • Task
  • Task Definition
  • Elastic Container Registry (ECR)

色々あって戸惑うが、このうち、 Service と Task Definition だけ考えれば良い(多分)

Task Definition

多分これが大事で、 Task Definition は Docker Image の定義だと考えれば良い。 Docker Image だけで完結できれば楽なのだが、バージョニングとかの関係でこうなっていると思う。

オブジェクト指向的に考えると、 Task Definition はクラス、 Task はクラスのインスタンス、である。
AWS EC2的に考えると、 Task Definition は AMI、Task はEC2 Instance、 である。

Service

基本的には、 Task Definition を定義して、 Service にその Task Definition を適用する。
Task Definition を Service に適用すると、 Task が作成される。つまり、 Private/PublicIP アドレスなどは Task に割り当てられる

ECR

ECR はただ Docker Image をプッシュするだけなので、特に難しいことは一切ない。ログインが必要なくらいだが、 「View push commands」 押せば難しいことはない。

image.png

運用

今回は、導入なので、非常に簡単な Web API をデプロイしてみることにした。具体的には下記。

app.js
require('http')
  .createServer((req, res) => {
    console.log(req.headers)
    res.end('ok')
  })
  .listen(3000)
FROM node:12.16.1-alpine
WORKDIR /app
ADD app.js /app
CMD node app.js

環境構築

Cluster + Service を作成し、 Task Definition を定義して、 ALB や Route 53 の設定をすれば、意外と素直に動いてくれる。

なお、Task に割り当てられた Public IP address を叩いても、動く。 Fargate 公式デモの Nginx のクラスタも、この方式で動く。 ALB の設定等で、時間を取らせたくないのだろう。

特に設定しなくても、ログが管理コンソール上で見れるのは嬉しい。

デプロイ

デプロイに若干はまった。

はまりどころとしては、イメージの更新がある。

まず、 ECR に新しい Docker Image をプッシュする。
次に、 Task Definition を update して、 Docker Image を更新する。ここまでは良い。

次に、単純に考えると、 Task を新しい Task Definition に Update と思うが、実際には Task ではなく Service をアップデートする 。多分、一度作成した Task は更新できないようになっているのだろう。 Immutable Infrastructure 的な。

管理コンソールでは、 Service を Update しようとすると下記のような画面が出てくるので、 Task Definition を最新にすれば良い。

image.png

これで Service を更新すると、自動的に新しい Task Definition を搭載した Task が作成され、デプロイされる。

今後

管理コンソールでサービス起動/更新するのは、割と簡単にできたが、以下の4点を調べる必要があるので、引き続き調査していく。

    1. Terraform で、どこまで/どうやって管理するのか。 ecs-cli との棲み分けは?
    1. 自動的なデプロイの仕組み。多分、上記で手動でやった ECR にプッシュ → Task Definitionのバージョン作成 → Serviceの更新 という流れは変わらないと思われるので、 ecs-cli でやればいけそう。
    1. Private IP Address が毎回変わるだが、これは固定する もしくは ALB Target Group に Fargate の Task を指定する方法はあるのだろうか・・・? Terraform なら設定できるのか、最悪 CLI で都度設定するか・・・
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