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Advent Calendarを25記事埋める技術

Last updated at Posted at 2023-12-25

はじめに

2023年のJointJS Advent Calenderで、実質ひとりで25記事埋めることになりました。その経験をもとに、25記事をどうやって埋めればよいか?の個人的な知見を残します。

ちなみに2023年のAdvent Calendar、実は「完走賞」なるものが用意されておりました。来年もあるのかどうかは不明ですが、来年は完走賞を目指すぞ!という方がいれば参考にしてください。1

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誰向けの記事?

この記事は、以下の人向けに書いています。

  • ネットの記事を書くのにそこまで慣れていない人、日常的に記事を書く習慣がない人
  • 完走賞を取りたかったが途中で断念してしまった人
  • 他の人のAdvent Calendarを読んでモチベーションが高まっている人
  • 根性ある人
  • Qiitanぬいぐるみが欲しくてたまらない人

日常的に記事を書くのが苦でない上級者の皆様であれば、この記事に書いてあることを実践せずとも25記事書けるかと思いますので、そういった方々は想定読者の対象外とさせていただきます。

重要なマインド:制約と誓約

「制約と誓約」とは漫画HUNTER×HUNTERで出てくる「念」と呼ばれる能力を強力にする方法です。
「制約と誓約」が強ければ強いほど、より強力な能力を発揮する事ができます。

「制約と誓約」はHUNTER×HUNTERに限った話ではなく実生活にも応用できる部分が多分に存在しています。

そして、Advent Calendarは制約と誓約の塊なのです。

  • このイベントは12月にしか開催されないという制約
  • 決められたジャンルに関する記事を書かなかければならないという制約
  • 登録した日までに記事を書かないと死ぬという誓約

死ぬ、というのは大げさかもしれませんが、期限を守れなかったら死ぬくらいの気持ちでやりましょう。2
HUNTER×HUNTERのクラピカは旅団以外にチェーンジェイルを使用したら死ぬという制約と誓約を立てていましたが、それによりより強力な能力を引き出していました。

ちなみに私は1度、投稿時間が期限日の23:59になってしまった記事がありました。その時は本当に死ぬかと思いました(´・ω・`)

カレンダーは作るべきか?他の作成済みカレンダーに乗っかるべきか?

どちらでも良いですが、自分で作る方が楽、だとは思います。作成済みのカレンダーはジャンルが幅広いですし、自分の予定と照らし合わせて日付を埋めづらいです。
ただし、自分で作成した場合はカレンダーに責任が出てきます。自分で全ての日に予定を埋めなければいけない可能性も出てきますので、カレンダーを作る場合はその覚悟は持ってください。3

11月にやること

12月のイベントですが、11月の準備が超重要です。

なんとしても25枠を埋める

絶対に11月中に25記事分のカレンダー登録を行ってください。
理想はタイトルまで埋めることですが、「なにか書く」だけ書いておくでも良いです。

ただし「なにか書く」で登録した場合は、早めにタイトルを決めて更新するようにしましょう。
「記事を書く」行為を因数分解すると以下のような要素が存在しています。

  1. 記事ネタを探す
  2. 記事の構成を考える
  3. 記載内容の裏取りをする
  4. 文章を書く
  5. 推敲する

いざ記事を書こうとなったときに、1が終わっているかどうかはかなり差がでます。技術記事の場合、自分の知識ゼロの領域から記事を起こすのはかなり大変です。なので自分の知識内から記事ネタを探すことになりますが、急にネタを出せと言われてもすぐに出てきますか?という話。記事を書く当日に1から始めるのは無謀なのです。

なので、11月中に1は済ませておきましょう。また、人間は歩いているときに考えがまとまる4と言われていますので、1さえ決めておけば2の記事構成あたりまでは日常の中で内容を整理できたりします。思いついたらスマホのメモなどに残しておくと後で楽になります。5

12月の忙しそうな日を確認する

12月といえば忘年会、クリスマスなど、個人ではどうにもならない予定が入り込みやすい時期です。 そんな時期に記事を書きまくるというのは正気の沙汰ではないのですが、 予め予定を確認しておくことで、忙しくなりそうな日に向けた対策を打つことができます。例えば以下のような対策を打つことができます。

  • 忙しい日の登録はなしにしておき、他の日に2記事分の投稿予約を入れる
  • ストックを作っておき、予約投稿機能で自動投稿されるようにしておく
  • 忙しい時期は自分の得意な分野で描きやすいタイトルを多めに設定しておく

忙しい時期はタイトル登録時の工夫で乗り越えましょう。これをコントロールするためにも11月の事前登録は重要になってきます。12月になってからだとカレンダーの空いている日付が限られてきますので、自分の予定と相性が悪いカレンダーに登録せざるを得ない場合が出てきます。生殺与奪の権を他人に握らせてはいけません。

ストックを作る

11月のうちに可能な限り多くの記事ストックを作っておきましょう。主に以下に該当する記事を作っておくのが良いと思います。

忙しそうな日

前述の通り、先にストックを作っておくことで余裕をもって投稿することができます。

書く難易度が低い記事

これは特に記事を書くのに慣れていない方に特におすすめです。
難易度が低めな記事で体を慣らすことができますし、サクサク書けてモチベーションを上げることができます。

書く難易度が高い記事

準備が大変など、予め書くのに時間がかかっていることがわかっている記事の準備を始めるのも良いでしょう。ただし、書くのに慣れていない方は難易度が低い記事を書く方が優先で良いと思います。

先頭から数記事(スタートダッシュ分)

スタートダッシュを決めるために数記事ぶんのストックを作っておくのも良いでしょう。
ただ、あまりありすぎると書かない日が連続したときにいつの間にかストックを食いつぶしてしまう&書く習慣ができていないという自体になりかねないのでほどほどに。

12月にやること

12月は予定していたものをひたすら書いていく時期になりますが、その中でもやった方が良いことを書いていきます。

投稿日は必ず守る

一度誓約した投稿日は必ず守りましょう。守らなかったら死ぬ(気持ちでやってます)からね。
また、のど元過ぎれば熱さ忘れるの法則というものがありまして、一度守れなくなったらそれ以降も守れなくなる確率がグンと上がり破綻します。

大事なことなのでもう一度書きます。
一度守れなくなったらそれ以降も守れなくなる確率がグンと上がり破綻します。
これを肝に銘じてください。

予定がきつい日のためにストックを作る

投稿日を守るために、予定がきつそうな日はストックを作りましょう。
12月に入ってから予定が増える場合もありますし、11月に作りきれてないストックもあるかと思います。
そういった日は空き時間を見つけて少しでもストックを進めておくようにしましょう。

多少の粗さは諦める

これはすごく重要なのですが、初めから完璧な記事を出すことは諦めてください。
製品の最初のバージョンに恥ずかしさを感じないなら、それは発売が遅すぎたということという考え方があります。
記事は後で直すこともできますから、調べきれなかったところは「後日調べて追記します」と書いておけばそれで十分です。6

そもそも記事を書くのに慣れていない人が最初から完成度の高い記事を書くのは不可能です。記事の作成もアジャイルなアプローチで作っていく方が健全と思います。
記事の完成度に気を取られてスピードを落とすと破綻しかねません。7

注意:それでも書いてはいけない記事

スピードの重要さを説いてきましたが、それでも書いてはいけない記事として思いついたものを書いておきます。
以下のような記事は読み手に取って不快感を与える可能性もあるので、公開前にこういった記事を書いてしまったことに気づいた場合は公開する前に供養しましょう。

  • 内容が無く、読み手にとって価値が感じられない記事
  • 情報ソースが曖昧で信憑性にかける記事
  • 誹謗中傷を含む記事

もし、公開できなくなってしまった記事が出てきた場合は、ストック記事を1つ消費してカレンダーの予定をやりくりすることで投稿切れを回避することができます。8

最後に

25記事埋めるために私が意識してきたことと、やっておけばよかったと思ったことをまとめてみました。
そもそもですが、25記事埋めることが必ずしも良いというわけでもありません。洗練されたクオリティの高い記事を1記事投稿するのも立派なAdvent Calendarの参加方法です。
今回はあくまで25記事埋めることを目標にする場合の方法を書きました。賛否両論あると思いますが、1意見として参考にしていただければと思います。

  1. 実は、完走賞が欲しくて25記事埋めたわけではないです。もっと別の理由で25記事埋めた後に完走賞があることを知りました

  2. 実際に守れなくても死なないでくださいね。

  3. まぁ、歯抜けがあっても気にしない場合はそれでも良いですけれども。

  4. https://gigazine.net/news/20140905-walking-helps-think/

  5. この記事の構成も日常の中でメモ帳に書き溜めて作っていました

  6. ただし、後からちゃんと調べて追記しましょう。

  7. もちろん、スピードが落ちない範囲で文章の完成度を高めることは全く問題ありません

  8. 分野が決まっているAdvent Calendarの場合、融通が利かないがあるので、そういった場合は例外的に投稿日後の投稿を許可するのもアリです。ですがその場合も他の分野の記事を1つ埋めることでプラマイゼロの状態を保てるようにしましょう。

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