少し高いバイオリンを買いました!!
あ、右がちょっといいやつね。(7万円)
左の今まで使っていた1万円前後のやつです。
高いバイオリンと安いバイオリンの違い
- 音の出やすさが違う
- 各部がしっかり作られているのでチューニングがしやすい
- 経年による音の劣化が少ない(らしい?)
- なにより音の質が違う
音が違う。どれくらい違う?
と、ここまでだと完全に音楽ポエムになるわけですが、実際のところどれくらい音が違うんですかね?
弾き比べた感じ、耳で感じる音はしっかり違いが確認できました。
というか、Dの開放弦の明るさと色合いに惚れて買ったので……
じゃあ、実際にFFT(高速フーリエ変換)で周波数を見て、2つの楽器の音を比較してみようと思うわけです。
プログラムは、昔に作ったT-falリアルタイム測定からほとんどコピーして持ってこられる。
楽器はどちらもセットなので付属の弓と松脂を使用。3秒間、各開放弦を録音します。開放弦は低いほうからG→D→A→Eとなっています。
結果
以下のグラフでは青色が1万円、オレンジが7万のやつです。
まずはG弦の比較。(なんかチューニングズレてな~い????)
D弦
A弦
E弦
考察
傾向としては高いバイオリンの方が
- 含まれる周波数が多い
- 単一の周波数が突出せず、いくつかの周波数が混和している
よく楽器解説のHPで言われている響きの違いとか、音質の違いがこの周波数の分布の違いになるわけですね。
今回はD弦とA弦がとても明るい音質で気に入ったので購入したのですが、実際にその部分を見てみると低周波数から開放弦付近の周波数にかけて綺麗に強度が分配されていることが分かりますね。
一方で、安いほうは開放弦付近の周波数に突出して分布が見られます。よく言われている、バイオリンの音が出るだけの楽器と言われているのは事実だったのか……
購入店で試奏をした感じではもっと重たい/暗い音質のものもあったので、それだと低周波数域での分布が厚いのかもしれません。
結論
買ってよかった!!!!
反省
録音がクッソ掠れてしまった。賃貸で思い切り弾く度胸が起きなかった……
あと、マイクの位置もテキトーだったのはよくないですね。でも、これはポエムだからやり直しはしないよ!