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【Ruby】クラスとインスタンス

Last updated at Posted at 2020-10-15

はじめに

Rubyでは予め定義されている値とは別に、自分で新しい種類の値を作成することができます。

その際「どんな特性を持つのか?」、「どんな動作をするのか?」などの設計図を用意して、作成できます。

新しい種類の値を作成するために必要な概念が、「クラス」「インスタンス」です。

クラスとは

値の元となるもの。値の共通のルールを定義することができます。
ここで定義するルールとは、共通の「属性」と「処理(メソッド)」です。

クラスを使用する利点は、共通の情報をまとめ、個別の情報は各データごとに分けることで、開発・管理・保守が容易になるといったことが挙げられます。

クラスは例えるならば、車の製造における設計図であり、そこから生み出される値が車といえます。
クラスはあくまで設計図ですので、実体がなくそれ単体ではデータとして扱うことができません。

クラスの定義は以下のように行います。

class クラス名
  # 変数やメソッドの定義
end

クラス名は半角英大文字から始めるのがルールです。
(例)User,Groupなど

インスタンスとは

クラスを元にして作られるデータのことです。
インスタンスはクラスとは異なり、実体を持つのでデータとして使用することができます。
クラスが車の設計図であるならば、インスタンスはそこから生成される車といえます。

インスタンスは、クラスが使用できるnewメソッドを実行することにより生成します。

newメソッドとは

クラスが予め持っているメソッドです。
使用したクラスのインスタンスを生成して返します。

使い方は以下のような形です。

#ここではインスタンスを生成し、変数に代入している
変数名 = クラス名.new

基本的には上記のように、生成したインスタンスは変数へ代入し、再利用します。
これは、インスタンスを生成したあとからデータを追加したり、メソッドを実行できるようにするためです。

以下で実際にクラス名を指定して、インスタンスを生成します

class Car

end

fire_truck = Car.new

これで「Car」というクラスからインスタンスを生成し、「fire_truck」という変数に代入することができました。

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