QNAPでDockerのコンテナをDockerfileから作る話
どういうこと?
QNAPには「Conteiner Station」という、Dockerなどのコンテナを簡単に扱えるアプリケーションがあるが、コンテナ作成についてはGUIゆえにやりづらかったり細かい設定(RUNコマンドが使えない)ができないところがある。
じゃあどうしたら?という話
さっくりと結論
「Conteiner Station」をインストールしたQNAP-NASにSSHログインすれば普通にDockerコマンドが使える。
なので、Linux系マシンでDockerコンテナを作るページを参考にして、適当なフォルダにdocker-compose.yml 、Dockerfileを作ってコンテナをビルドすればOK。
テキストでごりっごりに設定できるので自由自在。
作られたコンテナファイルはGUIで作ったものと同じく、デフォルト(だと思う)設定では以下のフォルダに保存される。
/share/Container/container-station-data/lib/docker/containers
コンテナIDの12桁で検索かければOK。
ただし…
画像の通り、GUIに作ったコンテナと扱いが違うっぽく、表示が違う。
docker-compose.ymlのファイルを格納したディレクトリ名が「APP」の名前、その配下にContainer名がついた「docker」が表示される。
これは、たぶんdocker-compose.ymlで複数のservicesを指定したときに一連のAPPだという認識をするため、だと思う。
上がDockerfileで作ったコンテナ、下がGUIで作ったコンテナ。
動作条件
以下のQNAPバージョンだと docker compose
ではなく docker-compose
とする必要がある模様。ぶっちゃけDockerはまだ勉強中なのでdocker-composeとdockerって何が違うんだっけ?ってレベルなのであてにしないでください。
- QTS 5.0.1.2425
- Container Station V2.6.7.44
- Docker version 20.10.17-qnap10, build 0474f29