はじめに
所属する企業によってはセキュリティ等の観点によりWSLの使用を禁止されていることもあるみたいです。
私もWSLが禁止されているのですが、そんな環境でもGitBashの使用は許されています。
WSLほどではないもののある程度のコマンドが使用できるのですが、簡単な cd
コマンドですら20秒ほど待たないと次のコマンドを受け付けない始末。
あまりにもストレスがかかるため、レスポンスを高速化する方法を調べました。
内容
対処としては、GitBashのプロンプト表示時に使用される __git_ps1
が重いため、この関数の呼び出しを無効化することで高速化を行います。
$GIT_HOME/etc/profile.d/git-prompt.sh
のPS1
関数を下記のように定義し、重い処理をそもそも呼び出されないようにすることで動作がサクサクになります。
ただし、ブランチ名の補完などいくつかの機能は無効化されるので注意してください。
PS1='$ '
まとめ
WindowsのGitBashはプロンプト表示やブランチの自動補完機能を実現するために重い処理がいくつか走っています。
これらを無効化することでGitBashのレスポンスが高速化されるようです。
参考にした記事ではすべての機能を無効化するのではなく、プロンプトをカスタマイズすることで機能性と応答性のいいバランスを調べているものもあるため、興味があれば下記の参考サイトを参照ください。
参考
- Git Bash(mintty) is extremely slow on Windows 10 OS | Stack Overflow
- Windows GitBashのプロンプト表示が遅いのをなんとかしたかった | Neo's World