MS AccessデータベースにA2019からアクセスしてみる
MS Access。ものすごく久しぶりに触ってみました。
今はmdbではなく、accdbというのが拡張子なんですね。
さて、Automation Anywhere A2019からMS Accessへのアクセスは、
標準で用意されている「データベース」パッケージでアクセスが可能です。
接続設定
特に難しい設定は無く、単純に「データベース:接続」アクションをドラッグ&ドロップして、
データベースタイプとして「Microsoft Access」を指定。
データベースファイルパスとして、「デスクトップファイル」を選択しながら、.accdbファイルを指定します。
クエリー①
Select SQL文を実行するには、「データベース:読み取り」ステップを利用します。
「SELECTステートメントを入力」のところに、Select文を記載します。
項目名にスペースが入っている場合は、[]で囲むと良いですね。
この時、「CSVにデータをエクスポート」にチェックを入れてファイルを指定して置くと、クエリーした内容がCSVファイルとして出力されます。
クエリーしたデータの利用
では、「データベース:読み取り」でクエリーしたデータをBotの中で利用したい場合にどうするか。
答え: 「ループ」を利用します。
ループの選択肢に、「SQLクエリ Datasetの各行に対して」という選択肢があります。
Excelの時と同じように、レコード型の変数に各行の値が入るようです。
この時、SQL文で指定した項目が先頭から0,1,2・・・というインデックスになります。
クエリー②
より複雑な処理をBot内で実行する場合は、「データベース:Export to data table」が使えます。
こちらの方法では、データテーブル型の変数に値が格納されますので、
データテーブルパッケージや、ループのデータテーブルの各行といった処理も可能です。
その他の操作
他にも、「挿入/更新/削除」といったアクションや、トランザクションの開始/終了等、ストアドプロシージャの実行など、
一通りのデータベース処理が可能となっています。