最近、AWSの勉強を始めたものの、、、な感じなので、基礎知識から身につけていきます。
千里の道も一歩から。
IPアドレスとは
ネットワークに繋がれているコンピュータやネットワーク機器に割り振られる、一意の番号のこと。インターネット上の住所ともいえるよ。
IPアドレスは大きく2種類あります。
パブリックIPアドレス(グローバルIPアドレス)
- インターネットに接続するときにつかうIPアドレスのこと
- ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という団体が管理している
- AWSでは「パブリックIPアドレス」という名称がつかわれているよ
プライベートIPアドレス
- インターネットで使われないIPアドレスのこと
- だれも管理してないから、自由に使っていい
- 例えば、社内LANを構築する時に使ったり、個人の学習用として使える
- だいたいは、10, 172, 192 のどれかからはじまる
#実際にはどんなもの?
実体はこういう感じ↓
10000010100110000011000010010000
……分かりにくすぎる!
そこで、
IPv4では、1バイトずつピリオドで区切って10進数で表してます。
こんな感じ→ 219.101.198.4
IPv6では、2バイトずつコロンで区切って16進数で表記してます。
こんな感じ→ 2001:0db8:0000:0000:0000:0000:dead:beaf
例にあげたv4とv6のIPアドレスに互換性はないです!!
IPアドレスの範囲の表記
実際にネットワークを構築する時には、使用するIPアドレスの範囲を決めます。
”使用するIPアドレス”とは、インターネット接続してくる機器たちに割り当てるIPアドレスのことを指します。
インターネット接続してくる機器たちとは、具体的にいうとコンピューターやルータなどです。
これらを総称して、ホストといいます。
ホストに割り当てる(=使用する)IPアドレスの範囲の表記法についてです。
範囲の決め方
ホストに割り当てる(=使用する)IPアドレスの範囲は、2のn乗で区切るきまりがあります。
よく使う区切りは、256個か65536個です。
理由は、IPアドレスの4つの区切り(IPv4の話)の、
1番右側(0〜255) → 256個
右側2つ(0〜65535) → 65536個
が使えるから。意外と単純な理由ですね。
表記法
「192.168.1.0~192.168.1.255」や「192.168.0.0~192.168.255.255」といちいち表記するのは冗長で嫌だ!
先頭からいくつ分のIPアドレスの範囲を示しているか、を表す楽な方法ないかな、、、とみんな思ってました。
そこで、2つの表記法ができました。
CIDR表記(Classless Inter-Domain Routing)
CIDRの読み方は、サイダーです。
ネットワーク部のビット長を「xxx.xxx.xx.xx /ビット長」という風に、おしりに付け足す表記。
256個 → 192.168.1.0/24
65536個 → 192.168.0.0/16
ちなみに、ビット長のことを「プレフィックス」といいます。
Amazon VPCの仕様では、CIDR表記を採用しており、プレフィックス長は16以上を指定することになっています。
CIDR表記のIPアドレス範囲のことを「CIDRブロック」といいます。
サブネットマスク表記
(2進数で)ネットワーク部を全て1、ホスト部を全て0で表す表記法です。
10進数にすると255か0しかないので、「ネットワーク部は255だなぁ、自由に使えるホスト部は0だなぁ」と思えばOKかと。
256個 → 192.168.1.0/255.255.255.0
65536個 → 192.168.0.0/255.255.0.0
参考
・玉川憲、片山暁雄、今井雄太 著「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」