AR Quick Lookを使用すると、iOSのSafariで3DモデルをAR表示することができます。
Quick Lookギャラリー - 拡張現実 - Apple Developer
AR Quick LookではUSDZ形式の3Dモデルが必要になります。USDZ形式以外の3DモデルをUSDZファイルに変換するには上のリンク先のページ下部にある「Reality Converter」と「USDZツール」のどちらかを使用します。
Reality ConverterはGUIアプリで、USDZ形式以外の3Dモデルをアプリにドラッグ&ドロップしてメニューからExportするだけでUSDZファイルを生成することができます。
USDZツールを使用する方法も解説します。2020年5月20日現在の最新版であるUSD Python 0.64
をダウンロードして、含まれているパッケージをインストールします。インストールするとアプリケーションフォルダにusdpython
というフォルダが作られます。この中にあるUSD.command
をクリックするとターミナルが開きます。そこで以下のようにすると、適当な3DファイルをUSDZ形式のファイルに変換できます。usdzconvert
には多数のオプションがありusdzconvert -h
で確認できます。
$ cd /Applications/usdpython/usdzconvert
$ ./usdzconvert ~/sample.obj ~/sample.usdz
作成したUSDZファイルをAR Quick Lookで表示するには、以下のようにリンクを貼るだけです。iOSのSafariでリンクをクリックするとARで表示することができます。
<a rel="ar" href="/sample.usdz">
<img src="/sample.jpg">
</a>