※投稿内容は個人の意見であり、所属組織の公式見解ではありません。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2025に参加しました。
初めてのRSGTは、想像以上に自由でした。
会場で配布されていたビンゴカードのお題+αをもとに、感想を書きたいと思います。
目次
Regional Scrum Gathering Tokyo とは
スクラムを実践する人々が自発的に集まり、交流や学びを深めるイベントの東京版です。
参加のきっかけ
数年前の仕事がきっかけでスクラムに興味を持ちました。
勉強していく中でRSGTやスクラムフェスで発表されたスクラムに関するスライドや動画を目にする機会が増え、
そこで初めて「RSGT」なるものを知りました。
興味はあるものの、現地参加は少しハードルが高かったので、まずはXP祭りやふりかえりカンファレンスにオンラインで昨年参加しました。
画面越しに伝わる現地の雰囲気や熱量を感じ、いつか現地で参加してみたいなーと思うようになりました。
そして今回、RSGT2025に現地で参加しました。
感想
Day0に参加して良かった
参加する前は正直不安でした。
どんな雰囲気かも分からないし、行くからにはギャザリングしなければ…と自分自身に勝手にプレッシャーをかけていていた部分もあると思います。
チケットの価格がそれなりにするので、元を取らねばもったいない精神もありました。
ですが、Day0の「カンファレンスでリフレッシュ!無理なく楽しむカンファレンス参加術」のセッションを聞いたことで、肩肘張らずに参加できました。
「何か上手いことを言おうとしない」と聞いて気が楽になったし、「将来のために学びをストック」しようという考えを心にとめておくことで、今の自分や業務には直接関係なくても、セッションや参加者との会話を自分事として聞くことができた気がします。
また、Day0の「RSGTを一緒に楽しむ仲間を増やすための会」というワークショップでは、初参加の方も多く、Day1のランチを一緒にする仲間との素敵な出会いになりました。
次の日に挨拶できる人ができただけですごく助かりました。
RSGTを楽しむ上で、Day0の参加が大きなきっかけになりました。
OSTの議論に参加した
初めてOST(OpenSpaceTechnology)に参加しました。
OSTの説明は以下資料が分かりやすいと思います。
今回のRSGTの中で一番楽しみにしていました。
空気に圧倒される部分も結構ありましたが、
色んな視点からアドバイスを貰えたのが嬉しかったです。
アジャイルラジオを公開収録している人がいたり、テーマがとにかく自由で驚きました。
「今年のRSGTの雰囲気が違くて楽しめていない」というテーマが印象に残っています。そのテーマをあげた勇気がすばらしいと思いました。
また、組織でOSTを実施している方達の話を聞いて、会社でもいつかやってみたいなと思いました。
まずは軽いテーマ、例えば最強のお菓子について!とかから始めてOSTのやり方に慣れていくのが良いそうです。
コーチズクリニックに参加した
コーチズクリニックでは有名なアジャイルコーチやスクラムマスターの方に、なんと無料でコーチングしてもらうことが可能です。
緊張しましたが参加して良かったです。
コーチの方の言葉にとても勇気づけられました。
まだ誰とも喋ってないけど誰かと喋りたい、という人ほど軽い気持ちで参加してみるのが良いと思いました。
雑談でもOKです!と書いてくださっている方もいて思った以上に気軽に参加できます。
サインをもらった
よく参考にさせて頂いている書籍の著者の方がいらっしゃったので、思い切って話しかけたところ、快くサインを書いて頂きました。
本の感想を直接伝えることができて嬉しかったです。
次のイベントを知るきっかけになった
自分が興味のあるイベントを知るきっかけにもなりました。
誰かにおすすめのスクラムのワークショップを聞いたら教えてくれるし、横で話していた人が「え、あのスクラムフェスの主催者なんだ!」と気づくこともありました。主催者に直接あれこれ質問できる機会はありがたいです。
ちなみに、セッションやワークショップでは同時通訳者による翻訳や手話による翻訳もありました。手話は他のカンファレンスではあまり見たことがなかったので、色んな人が参加しやすいイベントを実践されているんだなと感じました。
新しく出会った人と繋がった
自分としては意外でしたが、思っていたより色んな人と対話することができました。
知り合いもおらず一人で参加したことが、逆に何も誰も知らなすぎて「初参加」を言い訳に飛び込んでいけたのが良かったのかもしれません。
参加の仕方は人それぞれなので、周りと比べずに、自分に期待しすぎず、無理をしないのが大事だと思いました。
飲み会はDiscordなどで常に募集がかかり、初対面とか関係なく誰でも参加できる雰囲気が出来上がっていて驚きました。
個人的には飲み会もOSTのようだなと思いました。自然発生的に起こり、途中退席・途中参加OKの気持ちでいくと無理せず参加できる気がします。
RSGTに参加されている方の話を聞くと、会社の方たちと声をかけあって来ている方も多く、同僚と音声つないでみんなでチケット争奪戦に挑んだという話を聞くと少し羨ましく感じました。
まとめ
最初は不安も多かったですが、結果として楽しく有意義なイベントでした。
参加者はロールも状況も業種もバラバラですが、同じ熱量で色んな話ができたのが良い経験になりました。
現場にどう持ち帰るのか答えは出ていませんが、自分自身の行動変容にも向き合っていきたいなと思いました。
また参加できたら嬉しいです。
この機会を提供してくださった方々、ありがとうございました。