はじめに
XPについて社内で勉強会を開催したので、その内容をまとめておきます。
エクストリームプログラミングの書籍を読んだ上でかなり噛み砕いた内容になっていますので、間違いがありましたらご指摘ください。
また、勉強会資料をそのまま流用した記事となりますので、記事としては読みづらい部分があるかもしれませんがご容赦ください。
XP入門
こんな事で悩んでいませんか?
XPとは
XPと聞いてペアプロやTDDといった手法を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
間違ってはいませんが、それだけがXPではありません。
XPの基本
XPの基本的な要素には『価値』『原則』『プラクティス』があります。
初めにあげた『ペアプロ』や『TDD』はこの中の『プラクティス』にあたります。
XPというと、『プラクティス』だけに焦点を当てがちですが、価値や原則の部分をきちんと理解してプラクティスに取り組むことが大切です。
XPの『価値』
XPの価値を必要と感じられないならXPはやらない方がいいと言っても過言ではないと思います。
XPの『原則』
XPの『プラクティス』
具体例
価値・原則・プラクティスの関係性を理解するために、具体例で考えてみましょう
今回はXPの『価値』の一つである『コミュニケーション』を取り上げます。
『コミュニケーション』を向上させるにはどのような方法を取るべきでしょうか?
- いつでも会話できるようにする?
- ドキュメントをたくさん残しておく?
このような時に考えるのが『原則』です。
今回は『人間性の原則』が判断の基準となります。
これによると、方法1の方が『コミュニケーション』という価値を達成するのに適している、ということになります。
最後に『いつでも会話できるようにする』という事を実現するために『プラクティス』を考えます。
今回は『全員同席』『チーム全体』というプラクティスが適しているので、実際に取り入れる。という流れになります。
まとめ
『ペアプロ』や『TDD』などの『プラクティス』をやっているとXPをやっていると勘違いしてしまいがちです。
改めて、価値をおく対象は正しいか?その価値を実現するために行動しているか?という事を考えてみてください。