愛用してやまないHHKB(初代)のコマンドキーがEl Capitanで使用できなくなってしまったのでメモ。
#経緯
El Capitanの前OSであるYosemiteまではHHKPS2USBDriverという有志が作って頂いたドライバを使って
Mac本体とHHKBをPS2→USBで接続し使用していたが、El Capitanになってからおそらくkernel extensionの問題で
ドライバがうまく動いてくれなくなってしまった。
半ば諦めてYosemiteにバージョンを下げ使用していたが、ある閃きが功を奏して結果コマンドキーが
再び動いてくれるようになったため、全国の初代HHKB信者にご報告したい。
#環境
PC:Mac mini late 2012(El Capitan)
キーボード:Happy Hacking Keyboard(PD-KB02)
接続方法:PS2→USB
#設定
1.KarabinerをMacにインストールする。
インストール方法は他のサイトに様々な形で記載されているため割愛する。
ちなみにKarabinerはキーリマップのアプリケーションで任意のキーを別なキーとして
認識させることができるアプリケーションである。
2.SeilをMacにインストールする。
インストール方法はこれもまた他のサイトに様々な形で記載されているため割愛する。
3.Seilの設定を以下のスクショの通り設定を行う。
Enable NFER Key on PC keyboardは「無変換」キーを有効にする設定である。
Enable XFER Key on PC keyboardは「変換」キーを有効にする設定である。
おそらく勘の良い人は後はどうすべきなのかわかるはず。。。
4.Karabinerの設定を以下のスクショの通り設定を行う。
5.PD-KB02のModeを「3」に設定する。
以上で今まで何の反応も示さなかった左右のコマンドキーがIMEの切り替え等ができるようになる。
#考察
PD-KB02にはPS2で接続した場合、元からコマンドキーとして認識されていないことがキーボードビューワを
見ながら叩いてみて感じていた。「反応していないってことはキーを割り当てれば...」とふと思い
WindowsのJISキーボードを眺めてたらいきなりひらめいた。要は無反応からとりあえず反応させて無理やり
コマンドキーに割り当てるっていう荒業での設定になったが、以前のようにコマンドキーが復活したから
良しとする。
#最後に
全国の初代HHKBユーザの皆様、まだまだPD-KB02は使えますよ!!!
#後日談
先に記載した通り私のMacはMac mini late 2012のため若干起動にもたつきがある(SSDを後付けしたエセFusion Driveだが)
デスクトップ画面が現れた瞬間にコマンドキーを押下してみたが、Karabinerがまだ立ち上がっていなかったために
キーが反応してくれなかった。
おそらくアプリケーションが立ち上がるまでは何の変哲もないただのキーに成り下がった状態のためOSを
再インストールする時やTime Machineからのバックアップをするために「command + R」などの
キーは反応しないと思われる。
対処方法はPD-KB02の場合無いため、代替のキーボードを別途用意する必要がある。
その点、ご留意頂きたい。