背景
- Cloud9環境でReact開発をしている際にNode.jsのバージョンを18系に上げたい
- Cloud9が提供しているAmazonLinux2ではNode.js v18.xは対応していない(glibcのバージョン問題のため)
上記の2点を解消するために、AmazonLinux2023上にCloud9環境を構築することにしました。
手順
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EC2インスタンスを作成する
- AWSコンソールのEC2サービス画面の[インスタンスを起動]からインスタンスを作成する
- ソフトウェアイメージ(AMI):Amazon Linux 2023 AMI(ami-04beabd6a4fb6ab6f)
- インスタンスタイプ:任意のもので可
- キーペア:pemでもppkでもOK。作成してローカルにDLすること。
※ Windowsユーザーは自身のユーザーディレクトリの配下の任意の場所に置く必要あり。
※ macユーザーはキーペアファイルの権限を600にしておくこと。 - セキュリティグループ:(SSHで接続できるようにしておく)
- ストレージ
- サイズ:40GB
- ボリュームタイプ:gp3
- IOPS:3000
- 暗号化済み:暗号化済み
- KMSキー:デフォルト
- AWSコンソールのEC2サービス画面の[インスタンスを起動]からインスタンスを作成する
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作成したEC2にSSH接続してセットアップを行う
# Node.jsのインストール curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.3/install.sh | bash . ~/.nvm/nvm.sh nvm install v18.17.0 nvm alias default v18.17.0 # pythonの設定 echo "alias python=python3" >> ~/.bashrc source .bashrc curl -O https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py sudo python3 get-pip.py python -m pip --version rm get-pip.py pip install --upgrade pip==22.1.2 pip install invoke==1.7.1 pip install boto3==1.24.30 # Cloud9のインストール sudo yum -y groupinstall "Development Tools" curl -L https://d3kgj69l4ph6w4.cloudfront.net/static/c9-install-2.0.0.sh | bash mkdir environment sudo chmod u=rwx,g=rx,o=rx ~/environment
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Cloud9環境を作成する
- AWSコンソールでCloud9のサービス画面の[環境を作成]をクリックする
- 以下を設定して作成ボタンをクリックする
- 名前:(任意設定)
- 環境タイプ:既存のコンピューティング
- ここで得られたSSHキーはあらかじめ作成したEC2の ~/.ssh/authorized_keys に追記しておく。
- ユーザー:ec2-user
- ホスト:(作成したEC2のパブリックDNSもしくはパブリックIP)
- その他詳細(環境パス):~/environment