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「EC2のバックアップからファイルをリストアして」と言われたとき_Linux版

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はじめに

以前、WndowsのEC2のバックアップからファイルリストアする記事を書きました。

今回はLinuxでやってみました。

概要

以下の事を行って、ファイルリストアを行います。

  1. ファイルをサルベージするための新しいVMを作成する際、スナップショットから作成したボリュームをアタッチ
  2. ボリュームまたはパーティションをマウント
    • この記事ではUUIDが重複しましたので、マウント前に変更しています
  3. ファイルをSSHなどでコピー

参考

やってみた

前回と同様、VMをAWS Backupでバックアップし、作成されたスナップショットを用いて行います。

準備:VMのバックアップ

VMを作成して、リストアのためのファイルを作成します。セキュリティグループはSSHでアクセスできるようにしています。

image.png

以下のファイルを作成しました。
image.png

AWS Backupは以前と同じ方法になりますので省略します。

リストアするボリュームをアタッチさせたVMを作成

リストア用のVMを作成します。作成時はボリューム2に、先ほどAWS Backupで作成されたスナップショットを指定します。

image.png

マウント

VMにアクセスして、lsblk -fでアタッチされているデバイスに関する情報を取得します。

image.png

UUIDが重複していますので、このままの状態で公式のようにマウントを試みるとエラーになります。

image.png

エラーの詳細は、Amazon Linux 2023なので、以下のページを参考にsudo journalctl -rコマンドで確認します。

image.png

対応は以下のページを参考に、UUIDを変更します。

UUIDを変更しないで-o nouuidを付けてアタッチすると、その場ではうまくいきますが、再起動するとアタッチしたボリュームがルートとして認識されました。UUIDが同じなための動作かと思います。
ファイルを取り出した後も作ったVMを利用する場合は、UUIDを変更した方がよさそうです。

UUIDを変更するコマンドはsudo xfs_admin -U generateを使います。
image.png

改めてsudo mountでマウントします。
image.png

ちゃんとマウントされました。
image.png

リストアしたいファイルを確認します。
image.png

あとはSSHを使ってファイルをダウンロードや、元のVMにコピーなどしてください。

この状態で再起動すると、マウントされてない状態になりますので注意が必要です。
image.png

おわりに

今回は、LinuxのEC2をファイルリストアする方法を記事にしてみました。
Azure VMでも、Linuxの場合はUUIDが重複してしまうことがありましたので、EC2でも試したところ似たような結果になりました。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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