インストール

i18n.jsをインストールします。

bower install requirejs-i18n

もちろん手動でもいいです。
i18n.js

注意事項

data-main属性で指定したconfigスクリプトのパスに nlsディレクトリを作成してください。
それ以外のパスでは正しく動作しません。

YOUR_CONFIG_PATH/nls/**/*.js

また、同種のリソースファイルのファイル名を同じにします。以下の説明では、wording.jsとしています。

メモ

何の情報をもとに言語判定しているのか

navigator.language または navigator.userLanguage

基本形

ルートとなる文字列リソース

言語コードに対応するリソースが存在しない場合、ルートのリソースが表示されます。

// YOUR_CONFIG_PATH/nls/wording.js
define({
  "root": {
    "trend": "Trends",
    "loading": "Loading...",
    "search": "Search"
  }
});

"en"（英語）をルートのlocaleとするのが良いでしょう。

リソースの読み込み方

// YOUR_CONFIG_PATH/test.js
define(["i18n!nls/wording.js"], function (aWording) {
  console.log("The name for trend in this locale is: " + aWording.trend);
  // The name for trend in this locale is: Trends
});

localeを追加

例）pt-br を追加する場合

// YOUR_CONFIG_PATH/nls/wording.js
define({
  "root": {
    // 省略...
  },
  "pt-br": true    // ポルトガル語（ブラジル）
                   // 以降、同じように列挙.
}

ポルトガル（ブラジル）語のリソースを追加します。

// YOUR_CONFIG_PATH/nls/pt-br/wording.js
define({
  "trend": "Trends",
  "loading": "Carregando...",
  "search": "Pesquisar"
});

localeを追加する毎にディレクトリを作成します。
例では nls/pt-br/wording.js となるようにファイルを配置します。

特定の言語を固定表示

require.config({
  config: {
    i18n: {
      locale: 'ja'    // 日本語の文字列リソースのみを表示
    }
  }
});

リソース読み込みの優先順位

以下のようにポルトガル語のリソースが存在する場合を想定したときに、pt-br の
wording.jsが存在しない場合は pt のwording.jsがロードされます。

YOUR_CONFIG_PATH/nls/pt-br/wording.js
YOUR_CONFIG_PATH/nls/pt/wording.js
YOUR_CONFIG_PATH/nls/wording.js

rootリソースをバンドル化

localeと同じようにディレクトリを作成することもできます。

// YOUR_CONFIG_PATH/nls/wording.js
define({
  "root": true,
  "pt-br": true,
  "pt": true,
  "ja": true,
  "es": false
});

// YOUR_CONFIG_PATH/nls/root/wording.js
define({
  "trend": "Trends",
  "loading": "Loading...",
  "search": "Search"
});

requirejs-i18n を使ったWebアプリの多言語対応