Android Studioのプロジェクトで複数のUnitTestを設定する（要Product Flavor）

要約

フレーバー別にUnitTestを作れる。訳あって1つのアプリにテストが複数ある場合にも便利。

概要

Android Studio の特徴として Product Flavor があり、デバッグ向けとリリース向けのビルドを設定できるなど便利なのですが、UnitTestも別々に設定できます。

この場合、　build.gradle　で androidTest とは別に、 androidTest+FlavorName なテストを設定します。ソースコードなどは src/ 以下に androidTest+FlavorName のディレクトリ名で置かれます（デフォルト値。setRootなどで変更可能）。

build.gradle

android {
    sourceSets {
        main {
            〜〜〜
        }
        androidTestFlavor1 {
            setRoot('androidTestFlavor1')
            〜〜〜
        }
        androidTestFlavor2 {
            setRoot('androidTestFlavor2')
            〜〜〜
        }
    }
    productFlavors {
        Flavor1 {
            〜〜〜
        }
        Flavor2 {
            〜〜〜
        }
    }
    dependencies {
        androidTestFlavor1Compile 〜〜〜
        androidTestFlavor2Compile 〜〜〜
    }
}

あとは通常の androidTest と同じように、sourceSetsなどを設定します。

テストする際には、 Build Variant からフレーバーを選択します（例：Flavor1Debug）。テストの Configrations （メニューバーからプルダウンで選択する）は、テストするアプリが同じなので使いまわせます。

補足

• この記事は Android Studio 2.0 で検証しています
• androidTestを設定した時は、全フレーバー共通のテストとなる
• フレーバー名の頭文字を小文字にしていると、テストが認識されない場合がある
• 適切に設定すれば JUnit4 と Espresso 等のテスト共存も可能だと思われる（未検証）
• Eclipse のテストを持ってくる場合、 productID や AndroidManifest.xml の設定に注意

参考

• Gradle Plugin User Guide - Android Studio Project Site