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ハイブリッド授業用 ヘッドセット音声をZoomと教室に

Last updated at Posted at 2020-09-22

社会がCOVID-19を理解し始めた中で、大学でも新学期が始まってきている今日この頃です。筆者の非常勤先を含む多くの大学では、教室とオンラインのリアルタイム同時開講をする所謂ハイブリッド授業の需要が高まっていることだと思います。そこで今回はWindowsの基本システムだけで、Zoomを使ったハイブリッド授業向けの音声システムの構築方法を紹介します。

※執筆段階では、実際の教室での音声テストができていません。今週の授業の際にテストし、追記します。

準備するもの

  • Windowsの入ったPC
  • USBまたはBlueTooth接続のヘッドセット
  • Zoom(WebEXやTeams、Skypeでも同様のことはできるだろうと思います)

想定環境

  • 教室にPCからの音声入力ができるスピーカー設置済み

手順

  1. ヘッドセットと教室のスピーカーをPCに接続します。
  2. Zoomミーティングを立ち上げます。(本番用である必要はありません)
  3. Zoomの音声テストを立ち上げ、教室のスピーカーにつながっているデバイスを探します。(下図) Zoom_SoundSet.png
  4. 同様にヘッドセットのスピーカーとマイクも探します。Zoomにはヘッドセットのスピーカーとマイクを設定します。
  5. サウンドの設定を開きます。「コントロールパネル>ハードウェアとサウンド>サウンド」または「設定>システム>サウンド>(関連設定内)サウンドコントロールパネル」より立ち上がります。
  6. サウンドの設定の「録音」タブよりヘッドセットのマイクを選び、プロパティを開きます(下図左)。開かれた「マイクのプロパティ」の「聴く」タブを選択し、「このデバイスを聴く」にチェックを入れ、その下のプルダウンメニューより教室のスピーカーにつながっているデバイスを選択して、「OK」を押します。 SoundSetup.png

以上で、マイクの音声が教室とZoomのどちらにも流れる様になります。
授業後は手順6の「このデバイスを聴く」のチェックボックスを外してください。

心配事

教室のスピーカーの音量や位置によってはハウリングが起こるかもしれません。また、スピーカーから流れる声にタイムラグがあった場合、話しにくい可能性があります。
(少し遅れた自分の声を聴きながらの発言は非常に困難です<経験談)

(追記) 音質について

実際の教室で使ってみました。スピーカーの音量が大きすぎるとハウリングを起こしましたが、適度な音量・音質で使用できました。タイムラグも気が付きませんでした。何より、自分がヘッドセットをしているので、スピーカーからの音があまり気になりません。また、学生からも特にクレームはありませんでした。


P.S. 新しい形態での授業構築の一助になれば幸いです。

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