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チームトポロジーを簡単にまとめてみた

Last updated at Posted at 2023-06-02

はじめに

マネージメント経験のないエンジニアが
社内勉強会用にチームトポロジーを読んで簡単にまとめたものです

かみ砕いてまとめているため、主観が入っている可能性があります
正しい情報は以下の書籍をご確認ください

チームトポロジーとは?

近年、システムは複雑化して、大規模になっている
そんな世の中においても
ユーザに対して「素早く」「頻繁に」「安定的に」価値を届けたい点は妥協したくない
この

ユーザに対して「素早く」「頻繁に」「安定的に」価値を届けたい

に焦点を当てた組織を作るためのテンプレート・パターンのことをチームトポロジーと呼ぶ
具体的にはチームの種類とチーム間コミュニケーションの種類があり、その組み合わせで表現する
また、最適解はなく、サービスの規模やフェーズ、
様々な要因によって最適を模索して、各組織の状態によって変化させていく必要がある

コンウェイの法則と逆コンウェイ戦略

チームトポロジーが生まれる要因となったものが、コンウェイの法則みたい

コンウェイの法則

チームをスキルによって分断すると、
ユーザに価値を届けるまでに登場するチームが多くなって、
コミュニケーションが増加、ユーザに価値を届けるのが遅くなるよねってことらしい

逆コンウェイ戦略

コンウェイの法則から、コミュニケーションを小さく、チーム内に閉じさせれば、
ユーザに価値を早く届けれるよねっていう戦略
つまり、マイクロサービス化することになる
この戦略のチームがチームトポロジーの核となるチームになっている

チームファースト思考

そのままの意味、重要そうなものを抜粋

  • チームは信頼関係のある5人程度で作成する
    (信頼関係を築くために時間がかかるため、解散はしない、変化はゆっくり)
  • 1チーム・1ドメイン
    (チームの認知負荷、ソフトウェアの境界)
  • チーム間コミュニケーションはチームAPIを定義する
    https://github.com/TeamTopologies/Team-API-template

チームの種類

4種類あり、1つの主人公的チームとその他のサポートチーム(なのでいなくても良い)で構成される

図示できることが重要なのですが、今回は書いていません
参考文献の30分で分かった気になるチームトポロジー 31p を参照してください

ストリームアラインドチーム

1チームでユーザに価値を届ける
中心となるチームで、他チームはこのチームのためにある
逆コンウェイ戦略のチーム

プラットフォームチーム

ストリームアラインドチームの負荷を下げるために内部サービスを提供する
(個人的なイメージ : インフラ、モバイル)

イネイブリングチーム

他のチームが新しい技術を取り入れるのを支援する
(個人的なイメージ : SRE)

コンプリケイテッド・サブシステムチーム

特殊なスキルを必要とするサブシステムを提供する
(個人的なイメージ : アルゴリズム、データ)

チーム間コミュニケーションの種類

3種類で構成される

図示できることが重要なのですが、今回は書いていません
参考文献の30分で分かった気になるチームトポロジー 36p を参照してください

コラボレーション

他チームと協力して作業する

  • チーム間の境界が曖昧
  • コラボレーション先のチームについても知らないといけないため、認知負荷があがる
  • コミュニケーションは増えるため、生産性は下がるかも
  • イノベーションがおきるかも

X-as-a-Service

他チームのサービスを利用する

  • チーム間の境界が明確
  • X-as-a-Serviceとして利用できているということはマイクロサービス化されているため、組織がチームトポロジーとして成熟するほど多くなるはず

ファシリテーション

他チームを先導する

  • ストリームアラインドチームへの技術導入、障害解決支援、etc..
  • スペシャリストが必要

感想

  • 可視化できるメリットは相当大きい
    チームトポロジーとして組織を構成していなくても、当てはめて可視化してみるのは良いと思った
    • 共通認識ができる
    • 現在の組織状態が見える
    • 現在の組織構成と移行したい組織構成差分が見える
  • 大規模組織向けかなと感じた
    ユーザに対して「素早く」「頻繁に」「安定的に」価値が届けられなくなった、なりそうな段階で導入を考えるのが良さそう、最初から導入すると人的リソースが足りなくて、チームファースト思考が疎かになる
  • モバイルはどうすべきか難しいと感じた
    組織の大きさ、人的リソースによって、ストリームアラインドチームに入れるか、プラットフォームとして独立させるか、両方か、どう構成するか組織の色が色濃く出そう(最適解はないので、チームトポロジーを当てはめない選択肢もある)
  • エンジニアは何となく知っているだけで、視野が広くなりそう、ただし、チームトポロジー自体が認知負荷とも言えそうなので知らなくてもOK

参考文献

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