この記事は kintone Advent Calendar 2024 の25日目の記事です。
NRIハッカソンに挑んだ体験談と、kintoneをDBとして使った作品を紹介します。
NRIハッカソンとは?
NRIの有志によって運営されているハッカソンで、今回で11回目の開催のようです。
けっこう老舗のハッカソンですね!
今回のテーマは関係人口で地域活性化という社会課題を解決するアプリを開発しました。
机上での開発にとどまらずフィールドワークを行って課題を抱えている人に直接話を聞きに行ってプロダクトを考案する時間が確保されているのが特徴的だと思います。
自分たちのチームは野菜を日本で一番作っている茨城県鉾田市で市役所の方や農家さん、直売所のレストランの店長さんなど、多くの地元の方にお話を伺いました。
学生の参加者もいれば11年間参加し続けている方もいたりインドネシアから来日して参加しているチームもあったりと、多様な参加者と交流するのもこのハッカソンの醍醐味なのかなと感じました。
チーム構成
今回のハッカソンはNRIの同じ部署に配属された新人同期5人で参加しました。
1チーム6名までエントリー可能だったので、メンバーは多い方が有利だろうと思いギリギリまでチームメンバーを集めようと動いていました。
各メンバーの役割をかっこよく言うとこんな感じです。
- ビジネスデザイナー
- UIデザイナー
- イラストレーター
- フルスタックエンジニア
- MLエンジニア
エンジニアだけでなくデザインのスキルがあるメンバーもいたのが今回の受賞に繋がったポイントだと思っています。
成果物の紹介
ホコモンマイスターというスマホ用Webアプリを開発しました。
鉾田市でのフィールドワークで多くの熱い思いを持った人とお話しすることができました。
どの地域にも誇り持って働いている方がいることに気が付き、観光名所ではなく人に会う目的で地域を訪れてもらおうという発想が生まれました。
詳細が気になった方は、こちらをご覧ください。
システムアーキテクチャ
フロントエンドはNextjs、バックエンドはFlaskで開発しました。
DBとしてkintoneを使用しました。
今回のプロトタイプにおけるkintoneの役割はこんな感じです。
- ホコモンの詳細情報の管理
- ユーザーがホコモンと会った回数の管理
また、技術協賛として提供されたCodyを開発全体で活用して効率よく開発を進めることができました。
kintoneを初めて使った所感
これまでkintoneを触ったことがあるチームメンバーはいませんでしたが、技術協賛でライセンスをいただけたので、DBとして利用してみました。
想像以上に簡単に使えて、カラムを増やしたりデータを編集したりという操作なら学習コストほぼゼロでできて、開発時間の短縮になりました。
kintoneは画像も直接保存することができて、プレビュー表示があったのも上手く動いているか直感的に確認できて良いなと感じました。
おわりに
今回のハッカソンでは、アプリ開発を通じて課題解決に挑む貴重な経験をすることができました。
NRIハッカソン運営の皆様、協賛企業の皆様、ハッカソン開催にご協力いただいた地方自治体の皆様、フィールドワークに協力してくださった地域の皆様、審査員の皆様、そして参加者の皆様にお礼申し上げます。