前置き
最近、副業やリモートワークでの働き方が増えてきました。
それに伴い、テキストベースで非同期なコミュニケーションが必要になり
エンジニアリング能力とは別に、文章で人に伝える力が
仕事の効率を左右する大きな要因になっています。
少し前に『自分の意見や質問が上手く伝わっていないかも・・』と思うことが重なり、
それに対して GitHub を使ったいくつかの改善で成果が上がってきたので
自分が気を付けていることをまとめてみます。
(どの点も出来ている人から見たら当たり前かもしれません)
1. 不完全でも、その日の作業後には最新のコードを公開する
特に副業のような働き方だと、作業時間が少ししか取れない時もあります。
そういった時にも、少しの差分でも良いので Draft PR や WIP コメントなどを付けて
作業内容をプルリクエストにして、
自分の最新の進捗をチームメンバーなどがいつでも見られる形にしておくべきです。
忙しいテックリードに、自分の成果物を確認してもらえる機会を作っておきましょう。
(その際 TODO や FIXME コメントを活用して、実装の方向性を書いておくと◎です)
2. 気になる点はプルリクエストのコメントですぐ質問する
これは良く言われることかと思いますが、何か分からない点があったら、
長い時間を費やして調べずに、諦めて質問しましょう。
リモートワークなどでコミュニケーションが少ないチームだと特に
自分が考えている内容がチームと噛み合っていない事が多く
こちらで色々考えて実装しても、作って欲しい方向が合っていなかったため作り直し、
という事もよくあります。
自明な事以外はプルリクエストでどんどん質問しましょう。
個人の意見では、テックリードや偉いエンジニアにメンションを付けるべきです。
『私はこう考えているよ』という意図が伝わるため、コミュニケーションが円滑になります。
※ slack などの SNS で連絡を取り合っても良いと思いますが、
github だと『この作業内容に関する質問だよ』という旨が伝わりやすいので
自分はプルリクエスト経由での質問をいつもしています。
3. 仕組みのモヤモヤは issue を切って伝える
コードを書く作業とは関係ないところ(CI/CDやレビューの仕組みなど)で
時間を使うことは意外と多いですよね。
でもリモートワークだと『ちょっと○○が気になってて××にしたいのですが・・』というように
ちょっとした休憩に雑談ベースで・・とは伝えにくいかと思います。
そんな、コードを書く上で障害になっていることを
GitHub の issue を使ってリードテックの方に伝えましょう。
『コードを書く上で○○で困っているので××を利用したい』
『レビューをする前に☆☆を利用して最低限の事前チェックを行いたい』
『うちのCI/CDの□□がイケてないので△△を導入したい』など、
コーディングのプルリクエストとは直接関係ないような話題は、
github リポジトリの issue に書いておくと
誰かが見てくれる可能性が高いです。(見て欲しい人にメンションを付けると更に良いです)
『こいつは色々なことに気付いて提案してくれるな』
とプラスの評価もいただける可能性も高いです。
最後に
エンジニアにとってコミュニケーションは大変な作業ですが、
仕事を円滑に行い、自分の書くコードをお金にするためには大事な技能です。
少しでもお互いにストレスのないリモートワークライフを送るために
GitHub の各機能を活用しましょう!