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「自分に合ったサイズのIssue」を見つけたら、OSS初心者でもコントリビュートできた

Last updated at Posted at 2019-01-29

概要

OSSにコントリビュートしたことがない私が、「自分に合ったサイズのIssue」を見つけ、人生初のコントリビュートをするまでの話

準備編

「OSSにコントリビュートしてみよう!」と思い立った私は、自分でもコントリビュートできそうなIssueを探すことにした。
しかし、膨大なIssueのなかから、そのようなIssueをどうやって見分ければいいのか。

初心者向けのIssue

OSS関連の記事をいくつか読んで分かったのは、初心者向けのIssueには、それとわかるラベルが貼られているというこだ。
good first issue(初めてに最適)、difficulty:easy(難易度:簡単)といったような。

このような「初心者向けのIssueに貼られるラベル」を調査し、Qiitaにまとめてみた。
【OSS貢献】初心者向けのGitHub Issueに貼られるラベルまとめ

いざ、Issueを探す

「初心者向けのIssueに貼られるラベル」が分かったので、次に、具体的なIssueを探すことにした。

Github Help Wantedは、プログラミング言語とラベルでIssueを絞り込むことができるサービスだ。
これを使って、「Python(馴染みのある言語)」「good first issue」でIssueを検索する。

スクリーンショット 2019-01-29 17.39.39.png

さらにふるいにかける

結果、「good first issue」のラベルが貼られた大量のIssueを見つけることができた。

ここからさらに、以下のような基準でふるいをかける。

  • タイトルや説明を理解できるか?
  • Issueを解決できそうか?

Issueの内容は千差万別で、自分に合ったサイズ感のものを選別する必要があるからだ。

「自分に合ったサイズのIssue」を見つける

最終的に、私はこのIssueを選んだ。

Add requirements.txt · Issue #66 · UEWBot/dipvis
https://github.com/UEWBot/dipvis/issues/66

スクリーンショット 2019-01-26 16.39.40.png

requirements.txtとは、Pythonのパッケージ管理システムpipの設定ファイルだ。

プロジェクトで使用するパッケージの名前とバージョンをrequirements.txtに書き、以下のコマンドを実行すると、一括でパッケージをインストールすることができる。

$ pip install -r requirements.txt

このプロジェクトにはまだrequirements.txtがないので、それを作成し追加することが、このIssueの内容だった。

やってみる

コメントで確認

作業に取り掛かるまえに、コメントで「このIssueを引き受けていい?」と確認した。
スクリーンショット 2019-01-27 18.47.34.png

作業

OKが出たので、requirements.txtを作成・追加する。
(本Issue固有の処理なので、作業の詳細は省く)

Pull Request

作業が終わったのでPull Requestを出す。

Pull Requestの手順はこちらが詳しい
初めてのpull request @ GitHub

Merge

無事Mergeされ、私の初めてのコントリビュートが終わった。

スクリーンショット 2019-01-29 17.32.03.png

まとめ

顔の見えない、機械翻訳なしには言葉も通じない、(おそらくは)海の向こうにいる開発者とのコラボレーションは、インターネットのダイナミクスが感じられる素晴らしい体験だった。

もし、あなたが技術的・心理的な壁に阻まれ、一歩目を踏みだせずにいるなら、私のような方法で「自分に合ったサイズのIssue」を探してみてはどうだろう。

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