2022年に流行る技術予想というテーマのイベントが開催していたので
私は今回ソフトウェアエンジニアの「働き方」について記載したいと思います。
フルリモートの案件で休日や空いた時間に副業する人が増える
コロナ禍で急速に働き方の変革が進み、なかば強制的にフルリモートに移行した企業も多いですが、
その中で大いにメリットを感じるところもあり移行が進んでいる部分もあると思います。
もちろん出社の良さも中にはありますがエンジニアとしてはIT業界全体がリモート化していく流れにはなってほしいものです。
そして、フルリモートになりライフワークバランスを見直した方も多いのではないでしょうか。
休日や空き時間など少し余裕ができたりしている人もいると思います。
今後は副業も今まで以上にもっと増えてくると思います。
「副業から複業の時代へ」
なんて言葉を耳にする機会も増えましたが、
そして今後は、
複業からさらにその先へ、副業が「副業」としての境目がなくなり「本業」×「本業」となっていくと思われます。
投資で分散化させるのと同じように本業も1つの会社・業務・案件などに依存せず
複数の柱を持つことが主流になるのではないでしょうか。
本来複業は本業への支障をきたさないようにという理由で制限していた会社もあったと思うのですが
エンジニアとしては複数の業務・技術・チームでの働き方を経験するのは、エンジニアとしても人間としても
プラスの要素が大きいです。
個人で勉強するだけでなく仕事として業務で他のシステムやアーキテクチャ、プログラミングに触れるのはとてもプラスです。
そういう意味でも今後複数の仕事をこなすエンジニアは増えると思います。
最近では案件紹介のエージェント自体の数も増えていますし、リモートの案件も増えています、さらにフルリモートに特化したエージェントも増えてきていますね。
テレワークで地方の活性
直近でいうとLINEやヤフーも働き方の変革として住む場所の地域指定を撤廃しましたね。
これまでは週1や2は出社、または月に数度は出社などハイブリッドな就業形態が多かったかと思いますが
この東京一極化から地方でのエンジニアの活躍も増えていくでしょう。
というより既に増えてきています。
私も九州にUターン移住しましたが今の所不便はあまりありません。
勉強会や研修などもオンラインのミーティングが当たり前になり、ウェビナーも開催されます。
コロナが収まってくればもう少しオフラインのセミナーなども増えるかもしれませんがそれでもオンラインとのハイブリッドな開催は予想されます。
企業としても採用の幅が増えますしより優秀なエンジニアを獲得するとなると東京や関東に絞った採用は徐々に少なくなっていくのではないでしょうか。
地方は不動産も安いですし固定費を下げてPCやガジェットへの投資、生産性向上する環境づくりへの投資はメリットがありますね。
課題はリモートでのエンジニアの育成、教育の難しさ
テレワーク・フルリモートでの一番の課題としてはどこの企業も「コミュニケーションのとり方」が1つとして上がるのではないでしょうか。
やったことある人ならば誰もが経験していると思います。
実際エンジニアの重要なインプットとしては物理的に近しい人との普段の雑談やMTGが多いこともあったと思います。
MTG終わりで
「ぶっちゃけさっきの話どう思います?」や
「ここがちょっと分からなかったんでちょっと聞いていいですか?」
というような会話はオンラインではなくなりました。
ある種機械的に進んでいくオンラインミーティングではそこが課題ですよね。
ただ、上記はトライアンドエラーで色々試行錯誤していければ自ずと見えてくることもあるとして、
もう1つは新人や若手のエンジニアの育成の難しさです。
フルリモートが最高!便利!戻りたくない!という方たちはある程度経験を積んで一人でも作業ができる層が多いようにも感じます。
まだ右も左も分からない新人や若手は今後、育つエンジニアと停滞するエンジニアの二極化の時代へなってくるのではないでしょうか。
私自身は技術者として技術に昔から興味があるとかプログラミングが好きというタイプではなかったので
若手の時に尊敬できる先輩エンジニアや上司にお世話になって今があるなと感じます。
人を育てるのは人であるように、エンジニアを育てるのはエンジニアです。
コミュニケーションが別段苦手でもないという方でもビデオ会議のみのやりとりのみではキツイという方もいる中で、コミュニケーションが苦手が方がオンラインのみで成長していくのは課題が大きいと感じます。
2030年には最大で約79万人のIT人材不足に陥るという経済産業省が発表した試算があります。2020年時点でも約30万人の不足がといわれています。
2030年というとちょうど今のフルリモート時代に仕事を始めた世代がちょうど10年選手くらいになる頃ですよね。
その世代が活躍でき、さらには人材も確保できる業界の裾野の拡大は大切ですね。
心理的安全性への配慮や取り組み、より重要な教育への取り組みは私自身課題でもあります。
様々なセミナーなどで、「テレワークでの我々の働き方への取り組み」などを目にしますが
それは今年2022年もまだまだトライアンドエラーを重ねつつ多く目にしそうです。