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テック人材の採用を加速させるプロジェクトのご紹介

Last updated at Posted at 2022-11-30

はじめに

この記事はGLOBIS Advent Calendar 2022 の1日目の記事です。今回はHRサイドの採用を効率的にまた効果的に改善するうえで、既存の採用管理システムのHRMOSデータを自社にカスタマイズできるようGoogleのDataStudioで可視化のうえ実運用としての実装を進めてきたプロジェクトのお話です。

この記事で伝えたいこと

採用をより効率的にまた効果的に改善と推進をしたいと考えているHRサイドのみなさん、または事業リーダーの方に向けて、自社でのプロジェクトの取り組みをご紹介したい。

今回実施したプロジェクト

私たちグロービス(GDP含む)では、全社としても採用をより効率的にまたスピーディーに推進するうえで、採用管理システムのHRMOSを利用のうえ、自社のHRや部門メンバー、他多くのエージェントやスカウトのみなさまのお力をお借りして、優秀なテック人材の採用に励んでいます。

そのうえで、2022年7月からは、GDP(ピープルサクセス)としてテックカンパニーとして、エンジニアやデザイナーなど、EdTechに関わる職種の方を採用するにあたり、より強力にパワフルにそしてオープンに事業を展開したいとの思いで、現状の採用管理システムのHRMOSデータを私たちなりにも指標をしっかりと策定をして、採用状況についてリアルタイムで確認のうえ改善が進められることを目的としたプロジェクトが走りました。

結果として2022年7月にスタートした「SQL&DataStudio」社内勉強会をベースとしたプロジェクトが、8月にはピープルサクセスチームとして夏合宿を行い9月には実運用としてリリース&改善が走ること(自部門に限らず、他部門においても共通するダッシュボードを活用展開)が実現できました。

1. 「SQL&DataStudio」勉強会編 (チームとしての夏合宿前)

2022年7月、GLOBIS学び放題 / GLOBIS Unlimited のコンテンツ開発&toB事業のチームリーダーからのお誘いもあり、「SQL&DataStduio」社内勉強会に参加をしました。私としてはピープルアナリティクスとしてもやってみたかったことが、ここにきて実現できたか!との嬉しい気持ちと、その想いをいち早く社会にインパクトを与えたいとの思いから進めてきました。

「SQL&DataStudio」勉強会では、SQLの基礎から初級・中級と、あわせてDataStudioの使い方を丁寧に演習を含めて教えていただきました。
(のちほどGLOBIS学び放題のコンテンツとしても公開されるかと思います、ぜひみなさんもお楽しみに〜 ^^)

こちらの勉強会には他部門のHR採用の方も参加されていて、採用課題にあたる課題の勘所などスピンアウトとして、どのような課題が部門横断としてありそうかを共有や認識のうえ、のちのピープルサクセスチームの夏合宿に向けた取り組みを進めていきました。

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SQL勉強会の様子

ピープルサクセスチームとしても、チームとしての夏合宿開催に向けて、マーケに強いメンバー(SQLやDataStudioにつよつよなメンバー)とわいわいと楽しみながら、採用の課題を整理するうえでどのような可視化がよさそうかを検討のうえ、各応募経路の応募件数からそのあとの書類選考プロセスの状況(内定、内定承諾含む)の可視化を行っていきました。

2.「チームとしての夏合宿」編 (採用業務における課題整理)

ピープルサクセスチームとして、採用における理想と課題、またあるべき姿に向かう打ち手のアイデアをしっかりと出すとして、チームで夏合宿を行いました。チームの夏合宿では、アイスブレイクからはじまり、データとしては2019年4月から2021年3月までの2か年データをもとに採用選考状況の現状(ダッシュボード)をみながらGDPとしての採用のあるべき姿や課題、応募増に関する議論を行いました。

そのなかで、例えば、

  • 応募数分の書類通過率を上げる
  • スカウト経由のカジュアル面談後、XX割しか応募に繋がってないとの課題
  • 応募件数、および書類通過率そのあとのプロセスのKPI

との観点について議論を行い、結果として、採用活動におけるKPIをより詳細に決めていきました。またそのあとのワークとして、参加メンバーを2グループに分けて採用課題をしっかりと洗い出し、最終的にはチームとしてのアクションをもたせて合宿を終えました。

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スクリーンショット_2022-11-06_7_02_52.png
チーム夏合宿の取り組みの一例

3. 「可視化による運用リリース」編

チームの夏合宿で取り決めた採用指標(KPI)やアクションをより加速させるうえでも、データサイドとしては、

  • 四半期別の選考状況(エージェント、スカウト、リファラル、直応募などの応募件数やそのあとの書類通過数や通過率)をKPIと比較・確認できる仕組みとする
  • 書類提出前(採用管理システムのHRMOSより前)の採用状況を可視化のうえ、定期的に課題を洗い出し整理をする(エージェントやスカウトとして優秀な企業や、強みのポジションを特定する)
  • 書類選考後の応募者状況をby nameで可視化のうえ、どのポジション・フェーズにどの程度の選考の方がいるかを確認できる仕組みとする(より優秀な方をプッシュできる仕組みをつくる)
  • テック人材の面接負荷を分散する仕組みとして、社員面接負荷状況を可視化のうえ、採用業務に偏りがないように改善をする

との見せ方と取り決めを行い、週次で採用データをアップデートのうえ、常に誰でもダッシュボードが確認できる&MTGとしても体制を変化させていきました。

image.png
GoogleのDataStudioによる採用選考プロセスの可視化(一部)

まとめ

今回はテック人材の採用をより加速・推進するにあたり、既存の採用管理システムのHRMOSデータを取得(連携) & GoogleのDataStduioで可視化された内容をベースとして、チームで理想と現状課題を整理のもと、実運用として採用業務の効率化としてダッシュボードを週次MTGに組み込み込んだプロジェクトの内容について記事化をしています。

DataStudioの使い方そのものはとても簡単なものでありますので、私たちとしてはこちらの記事を人事の方にとっては採用業務の効率化として、また現場で面接をされている方からの提案としても多くのアーリー企業のみなさまにおいて活用と推進いただけるとありがたいと思っています^^ 経営大学院としての文脈からお伝えをすると、技術は社会にマーケットに開かれてこそ価値があると思っています。個々人で悶々とせずにスモールスタートでもよいのでチームで推進できる、そんな社会や企業となるよう、人事サイドからも(私自身も含めて)、より採用マーケットを効率的・効果的に循環できるように推進し、社会としてもよりよい方向へと変化できるような後押しができれば思っています!!

このあとグロービスのアドベンドカレンダーではテックサイドで活躍されているエンジニアのみなさんの記事が続きますのでぜひご覧ください〜〜 ^^

ではではー。

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