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EBSのプレウォーミングについて

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はじめに

EBSボリュームは新規作成または空である場合初回からパフォーマンスが最大化されているがスナップショットから復元したボリュームはS3からデータがプルダウン
されてボリュームに対する書き込み処理が発生するため、初回アクセス時にはフルパフォーマンスで利用できないという問題がある。
ではどうすればいいのかというと、以下の2パターンの解決方法が存在する。

  • Amazon EBS ボリュームの初期化
  • Amazon EBS 高速スナップショット復元 (FSR)

Amazon EBS ボリュームの初期化

ボリュームの初期化とはスナップショットから復元したボリュームの全てブロックに対して読み取りを行う事である。
ddまたはfioコマンドを利用してブロックの読み取り処理を行う。
やり方は以下のリンクを参照。

  • Linux

  • Windows

Amazon EBS 高速スナップショット復元 (FSR)

FSRを利用するとスナップショットから復元したボリュームは完全に初期化された状態で提供される。
FSRを利用するには各スナップショットに対してFSRを明示的に有効化する必要がある。
FSRの有効化はAWSマネジメントコンソール、CLI、APIから可能。

  • Linux

  • Windows

料金

最低1時間単位で課金される
https://aws.amazon.com/jp/ebs/pricing/

所感

利用料がそれなりにかかるのでコスト削減の為にも、使い道をよく検討する必要がある。
キャッシュやDBなどのデータ領域で復元直後から高いI/Oパフォーマンスが即座に求められる場合は利用する価値がそれなりにあると思う。
また、スナップショットを世代管理しているワークロードなどでは、例えば直近1世代分は有効化し、他の世代に関しては無効化しておくなどの工夫も必要。

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