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UnityとMMDとKinect v2で10分でVTuberっぽくなってみる

Last updated at Posted at 2019-08-17

前書き

最近 VTuber の人気、すごいですよね。

VTuber の 3D モデルを動かす手段はいろいろあるかと思いますが、今回はトラッカーなどを使わずにお手軽に全身をトラッキングできる Microsoft の Kinect v2 を使って VTuber っぽいことをやってみようと思います。

Kinect v2 は 2017 年に販売が終了してしまっているのですが、もうすぐよりパワフルになった Azure Kinect が購入できるようになりそうですので、今のうちに復習しておこうという狙いもあったりします。

※現在 Azure Kinect は米国と中国のみで販売中です。

成果物

10分程でこんな感じに 3D モデルを自分の動きに追従させて動かすことができました。
Miku3.gif
※モデルは MMD の Tda式初音ミクV4X を使用させていただきました。可愛い。天使。

使ったもの

Unity 2019.1.13
Kinect v2
Kinect for Windows SDK v2.0
Kinect v2 Examples with MS-SDK and Nuitrack SDK
MMD4Mecanim Beta 20180523
Tda式初音ミクV4X

事前準備

  • Unity と Kinect for Windows SDK v2.0 は事前にインストールしておいてください。
  • Kinect v2 を PC に接続しておいてください。

手順

Unity で 3D プロジェクトを新規作成します。
image.png

Asset Store から Kinect v2 Examples with MS-SDK and Nuitrack SDK をインポートします。
image.png

こちらのサイトから MMD4Mecanim の最新版をダウンロードします。
ダウンロードしたら zip を展開して MMD4Mecanim.unitypackage をインポートします。
image.png

API Update Required の警告が表示されるので I Made a Backup. Go Ahead! を選択します。
image.png

MMD モデルをインポートします。
今回はこちらのサイトからTda式初音ミクV4Xを使わせていただきます。
ダウンロードして zip を展開したらフォルダごと Unity の Asset 配下に保存します。
image.png

モデルのフォルダの中に .MMD4Mecanim ファイルが生成されるので選択します。
選択すると Inspector に利用規約が表示されるのでよく読んで 同意する を押します。
image.png
image.png

Inspector の表示が変わったら Process を押して暫く待ちます。
image.png

モデルの Prefab が生成されるので選択します。
image.png

Inspector で Rig を開き、AnimationType を Humanoid に設定し、Apply を押します。
image.png

モデルを Scene に配置し、Transform を適当に設定します。
image.png

モデルに AvatarController を AddComponentし、FingerOrientations にチェックを入れます。
image.png

MainCamera に KinectManager を AddComponent します。
設定はとりあえずこのままで大丈夫です。
image.png

これで Scene を再生すると、画面上のモデルが自分の動きに合わせて動きます。
image.png

まとめ

Unity + Kinect お手軽に使えてすごいですね!

今回はモデルの手足などを動かしただけでしたが、 Kinect ではモデルの表情を制御することも可能ですので、今度はそのあたりもやってみたいと思います。

Azure Kinect の日本での発売も楽しみです!

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