#GCEにCloudStrageのバケットをマウントする
GCP(Google Cloud Platform)のGCE(Google Compute Engine)のCentOSインスタンスにCloudStrageのバケットをマウントする手順について記述します。
##ストレージの作成
まずは、ストレージにバケットを作成します。
すでに存在するバケットを使用する場合は、この手順は必要ありません。
1.GCPコンソール画面の左上のメニューボタンをクリックし、「Storage」を選択します。
3.「バケット名」に適当なバケット名を入力します。
4.適切なストレージクラスを選択します。
5.適切なロケーション(日本なら「asia-notheast1」)を選択します。
6.「作成」をクリックし、バケットが作成されたことを確認します。
##ストレージのマウント
「ストレージの作成」で作成したストレージのバケットをGCEにマウントします。
GCEでのストレージのマウントにはGoogleが提供する「Cloud Storage FUSE」を使用します。(https://cloud.google.com/storage/docs/gcs-fuse?hl=ja)
ここでは「sample-data」という名前のバケットを、GCEの/mnt/gcs-bucketにマウントする手順に基づいて説明します。
バケット名やマウント箇所はシステム構成に応じて読み替えてください。
GCEからストレージにファイルの書込み、読み込み等する場合には、GCE作成時にストレージアクセス権限:フルを設定する必要があります。
1.Cloud Storage FUSEをインストールするため、yumのリポジトリを登録します
sudo tee /etc/yum.repos.d/gcsfuse.repo > /dev/null <<EOF
[gcsfuse]
name=gcsfuse (packages.cloud.google.com)
baseurl=https://packages.cloud.google.com/yum/repos/gcsfuse-el7-x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
repo_gpgcheck=1
gpgkey=https://packages.cloud.google.com/yum/doc/yum-key.gpg
https://packages.cloud.google.com/yum/doc/rpm-package-key.gpg
EOF
Cloud Storage FUSEをインストールします。
sudo yum update
sudo yum install gcsfuse
マウントするためのディレクトリを作成します。
mkdir /mnt/gcs-bucket
Cloud Storage FUSE を使用してバケットをマウントします。
gcsfuse sample-data /mnt/gcs-bucket
#GCEからCloudSQLに接続する
GCP(Google Cloud Platform)のGCE(Google Compute Engine)のCentOSインスタンスからCloudSQLのMySQLデータベースにCloudSQLProxyを使って接続する手順について記述します。
##GCEのアクセス権設定
GCEからCloudSQLに接続する場合には、CloudSQL:有効を設定する必要があります。
##CloudSQLProxyによる接続
1.GCEインスタンスにSSH 接続します。
2.MySQLクライアントをインストールします。
sudo yum install mysql
3.CloudSQLProxyをインストールします。
wget https://dl.google.com/cloudsql/cloud_sql_proxy.linux.386
mv cloud_sql_proxy.linux.386 cloud_sql_proxy
chmod +x cloud_sql_proxy
4.プロキシを開始します。
※instances の値は GCP コンソールの CloudSQL 画面内「インスタンス接 続名」を参照。
./cloud_sql_proxy -instances=secure-medium-xxxxxxx:asia-northeast1:xxxxxxx=tcp:3306
5.MySQLに接続します。
mysql -u xxxxxxx -p --host 127.0.0.1