EC2(CentOS)でvimを軽率にアンインストールするな絶対にだ

Vimを最新版に更新しようと一旦アンインストールして、罠にドボンした話です。

経緯

よくVimを最新版に更新する際に、まず入ってるVimを削除しようということで

% sudo yum remove "vim*"

がよく載ってるんですけど、これをすると、一気にsudoもアンインストールされます。

$ sudo
-bash: /usr/bin/sudo: No such file or directory

OMG.

理由

vimは4つのパッケージなんですけど、

% yum list installed | grep vim
vim-common.x86_64                    2:7.4.160-2.el7            @base
vim-enhanced.x86_64                  2:7.4.160-2.el7            @base
vim-filesystem.x86_64                2:7.4.160-2.el7            @base
vim-minimal.x86_64                   2:7.4.160-2.el7            @base

このうちvim-minimalがvimの最小構成なんですけど、これがsudoとセットなので注意。

% rpm -q --requires sudo | grep vim
vim-minimal

結論

もしsudoが必要な環境でvimをアップデートしたい場合は、yum removeせずに実施すること。もしsudoが必要な環境でsudoをアンインストールしてしまった場合、どうにもならないのでインスタンスを再作成しましょう。

それかrootでyum removeしてアップデートしましょう。その場合は、もちろんあとでちゃんとyum install sudoでsudoも再インストールしてください。