IntelliJ IDEAがver.13にバージョンアップしたので、オープンソース版のCommunity Editionで簡単にHaxeの開発環境を構築することができるようになりました。
- このエントリはSetting Up Haxe/OpenFL Project in IntelliJ IDEAを参考に、haxe自身のインストール方法などを補足して作成しました。
- (update: 14-06-27) Haxeのインストール手順を更新しました。
- (update: 14-07-12) OpenFLのプロジェクト作成手順を
lime
を使った方法に更新しました。
- Haxeとopenflのインストール
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haxe.orgから自分の環境に合ったHaxeのコンパイラをダウンロードしてインストールします。
http://haxe.org/download
haxe
コンパイラと一緒にhaxelib
というコマンドが使えるようになりますので、それを使ってopenfl
をインストールします。
haxelib install lime
haxelib run lime setup
lime install openfl
詳しくは下記を参照
- https://github.com/openfl/openfl/wiki/1.1.-Install-Haxe
- https://github.com/openfl/openfl/wiki/1.2.-Install-Lime
- https://github.com/openfl/openfl/wiki/1.3.-Install-OpenFL
- IntelliJ IDEA CEのインストール
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Ultimate Editionは有償ですが、Community Editionはオープンソースで開発されており、無償で使用することができます。
JetBrains社のサイトからダウンロードしてインストールします。
http://www.jetbrains.com/idea/download/index.html
起動画面のQuick StartからConfigure
そして続けてPlugins
をクリック
出てきたプラグイン一覧から、検索窓に haxe
と入力して検索
見つかったHaxe Support
プラグインをダブルクリックまたは右クリックでインストール。
Plugins
の画面でOK
ボタンを押すと、IDEAを再起動するかどうか聞いてくるので、Restart
ボタンを押して再起動する。
- Haxeプロジェクトの作成
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再起動したIDEAで、Create New Project
を選ぶ。
プロジェクト作成画面でプロジェクトの種類からHaxe
を選び、プロジェクト名を入力。プロジェクトの保存場所はお好みで。
Project SDKの右側のNew…
ボタンを押し、Haxeコンパイラのインストールされているフォルダ(Macの場合は/usr/lib/haxe
)を指定してChose
ボタンを押す。
next
ボタンを押して次の画面でProject SDKをもう一度聞かれるが適当に設定してFinish
ボタンを押して完了する。
IDEAの通常のプロジェクト画面が開いたところで、いったん終了する。
コマンドラインからopenflのプロジェクトを作り、内容をIDEAのプロジェクトに移動する。
lime create openfl:project QiitaSample
mv QiitaSample/* ~/IdeaProjects/QiitaSample
- プロジェクトとコンパイラの設定
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IDEAを再度開いて設定を再開する。
IDEAを起動して、プロジェクトツリーからプロジェクト名を右クリックしてOpen Module Settings
を選択。
Sources
タブから、openflが生成したSource
ディレクトリをソースコードのディレクトリとしてマークする。
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Source
のフォルダアイコンを選択状態にしてMark as: Sources
をクリック。
Haxe
タブでCompile with:
からOpenFL
を選択してOK
ボタンを押してウィンドウを閉じる。
最後にコンパイル&ランの設定。
ウィンドウ右上の三角形▼をクリックしてEdit Configurations...
のメニューを選択する。
Run/Debug Configurations
のウィンドウで、左上の+
ボタンを押し、ポップアップするAdd New Configuration
でHaxe Application
を選択する。
開いたウィンドウで、Name:
の欄にMain
と入力し、Module:
で今回作成したプロジェクトを選択してOK
ボタンを押して閉じる。
右上のRun
ボタンが設定されたので、これを押すことでOpenFLコンパイラが動作すれば設定完了です。