発端-インスタンスのDBを判別する方法
業務の流れで「RaptorDBが去年のK24で発表され、今年(K25)でも話題になってたけど、インスタンスのDBがRaptor(かMaria)かってどっかでわかるかな」みたいな会話をしました。
んで、調査したところ以下の記事を発見し、コマンドで「replication.do」を実行することで確認可能でした。
その後、「system_diagnostic_database_page.do」もしくはSN UtilsのNodesタブでも同じ情報が見れることがわかったのですが、「この際、他にこういう普段使いしない(し普通に使う分には覚えてなくていいだろうな)って感じの有用(?)コマンドないかな」と思い、今回の記事に至ります。
・system_diagnostic_database_page.do実行後の画面
フィルターナビゲーターからアプリケーションメニューの「System Diagnostics>Database>Information」でたどるのと同じページです。
・SN UtilsのNodeタブ
(よく見たら最初のLinkedin記事のコメントで作者のArnoud Kooiがこれに言及してますね)
渋めフィルターナビゲーターコマンド紹介
今回は「渋め」がポイントなのでおそらく有名(?)な「stats.do」「login(logut).do」「~.list」「~.filter」「~.config」はノミネート対象外とさせていただきます。
※本記事のServiceNowバージョンはYokohamaです。
connection_test.do
ユーザー側のネットワーク接続速度を計測し、ServiceNowの動作遅延がユーザーのネットワーク環境に起因するかを確認できるページです。
threads.do
インスタンス上で実行中の各スレッドのスタックトレースを表示するページです。
xmlstats.do
stats.doの強化版のようです。システムメモリ情報などが見れます。
フィルターナビゲーターからというより、これは以下の画像のようにURLの後ろにくっつけてください。
※「xmlstats.do」だけで開くとページめっちゃ重くなったので注意で、「?include=***」で見たい情報に絞ると改善されました。1
channel.do?sysparm_channel=logtail
アプリケーションサーバーのシステムログをリアルタイムにストリーミング表示し、インスタンス上で発生するログを逐次監視できるページです。
試しにincident.listを実行した記録を監視しましたが、ちゃんと乗ってきました。そりゃそう。
これもフィルターナビゲーターからではなく、URLに付ける感じで使うみたいです。(フィルターナビゲーターからだとinvalidページになりました)
email_diagnostics.do
インスタンスのメール送受信に関する診断ページを表示します。メール受信が正常かどうかなど、現在のメール送受信の稼働状況やエラーを確認する際に使用します。
まとめ
他にももっとあると思いますし、標準でナビゲーターにアプリケーションメニューがあるものもあると思うので、すべてがすべてコマンドにしなくてもいいと思いますし、そもそも使う場面来るのかということもあると思いますが、
何かを調べてこの記事にたどり着いた方が、何かの気づきを得てくれると幸いです!
参考サイト
・replication.do:servicenow Maik Skoddow
・connection_test.do:モジュールを追加して接続速度をテスト
・Threads.do:ServiceNow Things to Know 83: Threads.do
・xmlstats.do:ServiceNow Things to Know 82: XMLStats.do
・channel.do?sysparm_channel=logtail:Debugging Inbound REST Calls and the Business Rules/ACLs that Impact Them
・email_diagnostics.do:KB0855277 Inbound email processing is stuck alerts