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AWS LambdaでLINE⇒Slackにメッセージ連携したメモ

Last updated at Posted at 2024-03-13

Lambda関数でLINEのメッセージを受信してSlackに通知する手順をまとめておきます。
自分用メモ。

前提

  • 開発環境:Cloud9
  • OS:Amazon Linux 2023
  • Pythonバージョン:3.10

Slack側準備

動作環境作成

自分が管理者権限を持つワークスペースと投稿先のチャンネルを作成しておきます。
改めて説明することは特にない。

Slackアプリの作成

外部からSlackにアクセスするため、窓口となるアプリを作成します。
Slack の bot を自作する(AWS Lambda + API Gateway)記載の手順を参考にSlack Appを作成しました。が、今回はLINE⇒Slack連携なのでApp作成後は「Event Subscriptions」の設定は不要です。

Webhookの追加

App作成後、左メニューから「Incomming Webhooks」を選択して「Activate Incoming Webhooks」をOnにします。

同じ画面一番下の「Add New Webhook to Workspace」を選択。

Appが通知するチャンネルを指定して投稿を許可します。

slack apiの画面に戻るとWebhook URLが生成されているので控えておきます。

AWS側作業

Lambda関数作成~LINE連携

手順はLambdaにLine BOTを作ったメモ参照。

Slackに送信するメッセージ作成

Slackは画像やらボタンやらマークダウンやらが使えるので、せっかくなら多少リッチな見た目にしたいですね。しかしPOST通信のbodyに何を渡せば思ったような見た目になるのかわからない…となったのでBlock Kit Builderを使ってみました。

# 画面要素の概要
1 Slackに投稿されたときのメッセージの見た目。
セクションの並び順変更や削除もここを操作する。
2 セクションやボタン、テキストボックス等のブロックを選んで追加できる。
3 テンプレートを読み込む。1から並べるのは面倒なので便利。
4 メッセージの本体となるJSON。
テキストボックスになっているので文章を入れてみることも可能。

Lambda関数実装

お試しのつもりなので何も考えずにWebhookのURLにリクエストを送る実装にしました。Lambda環境変数「slack」にwebhookの追加で控えておいたWebhook URLを登録しています。
環境変数周りの話もLambdaにLine BOTを作ったメモでまとめたので省略。

app.py
import json
import os
import urllib.request
import logging

# Slack Webhook URL
SLACK_URL = os.environ['slack']
# Logging Initialize
log = logging.getLogger()
log.setLevel(os.environ['logLevel'])

def lambda_handler(event, context):
    log.debug(event)
    
    for message_event in json.loads(event['body'])['events']:
        headers = {
            'Content-Type': 'application/json; charset=utf-8',
        }
        body = {
            "blocks": [{
                # ここにBlock Kit Builderで作ったPayloadが入る
                # どこかのtextにmessage_event['message']['text']を入れておく
            }]
        }
        log.debug(body)

        req = urllib.request.Request(SLACK_URL, data=json.dumps(body).encode('utf-8'), method='POST', headers=headers)
        with urllib.request.urlopen(req) as res:
            log.info(res.read().decode("utf-8"))

    return {
        "statusCode": 200,
        "body": json.dumps({
            "message": "success",
        }),
    }

以下を参考に実装しているんですが、bodyの構造に関するドキュメントが見つけられてないのでSlackに送信するメッセージ作成で作ったblockはattachments以下に入れておきました。slack apiのDocsのchat.postMessageに近いけど、必須項目とかが違うしなぁ…。
 参考:Line API × AWS Lambda×Slack Incoming WebhookでLineのメッセージをSlackに自動投稿させる
 ⇒'24/4/4:引用の入れ子みたいになってたのがattachments削除すると直ったのでサンプルコードから削除

テスト

LINEにメッセージを送ってみたらSlackに投稿されるようになった!
下記の引用テキスト「テストだよ」がLINEで送信されたテキストになっています。
bodyにusername入れてみたけど別に動いてないからattachments以下だけでよさそう。
 ⇒'24/4/4:サンプルコードから削除
slack_test.png
ボタンは今後追加したいという気持ちのハリボテです。

今回はloggingを入れているので動かなかったらCloudWatchで原因確認しつつ、デバッグが終わったらLambdaのコンソールから環境変数を編集してログレベルをINFOにしておく感じにしました。コード直して再デプロイするよりは楽。

おわりに

メッセージの組み立てがややこしいだけでただのPOSTなので簡単でよかった。次回はこのSlack通知のスレッドでLINEに返信できるか検討しつつ、コードをsdkでキレイにしていければいいなぁという気持ちです。
先人の皆さんに感謝感謝。

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