概要
この方法では、Git のコミット履歴を TSV ファイルとして取得し、Excelで出力します。
出力内容
・コミットID
・作成者
・コミット日付
・コミットメッセージ
・変更されたファイル名
※順番・出力内容は変更できます`
なぜ CSVではなくTSV ファイルを使用するのか
CSVファイル出力に関する記事は多く見つかりますが、windowsの場合、CSVからExcelに出力すると、コミットIDやコミットメッセージが1列にまとまってしまい、履歴の確認がしづらくなってしまいます。
本記事で紹介する方法は、まず TSV ファイルでダウンロードし、その後 Excel で開くという方法です。
メリット
- Excelベースで履歴の確認が行える
- コミットID、作者名、日付、メッセージがそれぞれ別の列に分かれる
- 期間指定ができる
- Git履歴の可読性が向上する
方法
1. コミット履歴を取りたいブランチを最新にしておく
2. 以下コマンドでそれぞれのブランチをtsv拡張子で取得
git log --pretty=format:"%h\%an\%ad\%s" --date=format:"%Y/%m/%d" --name-only --since="2024-XX-XX" --until="2024-XX-XX" [ブランチ名] > [ブランチ名(何でもいい)].tsv
※文字化けする場合、以下コマンドを実行(git bashの場合)
export LC_ALL="ja_JP.UTF-8"
3. 作成されたtsvファイルをExcelで開く
①新規でExcelファイルを開く
②ファイルタブを選択
③開くを選択
④すべてのファイルにする
⑤作成されたtsvファイルを開く。
⑥ダイアログボックスで、「カンマやタブなどの区切り文字によって・・・」を選択し「次へ」をクリック
⑦「その他」にチェックをつけ、\を入力し完了