LoginSignup
19
17

More than 5 years have passed since last update.

Amazon Lumberyard と Twitch の連携を試してみる (Lumberyardセットアップ編)

Last updated at Posted at 2016-02-10

Amazonから新しくゲーム開発のクラウドプラットフォームAmazon Lumberyardが出たので、早速触ってみました。
Amazon Lumberyardと一緒に連携サービスの情報も出ていたので、簡単にまとめてみます。

Amazon Lumberyard

  • 3Dゲーム開発エンジン CryEngineが基らしい
  • 料金は無料
  • 対応Platformは、PC,PS4,Xbox (iOS,Android VR向けにも対応予定)

Amazon GameLift

  • マルチプレイヤーゲーム向けの運用とスケールをセッションベースで変更できる開発エンジン
  • サーバーがスケーラブルなため、ゲーム開発者は使った分の費用だけを支払えば良い
  • 料金は、1000デイリー・アクティブ・ユーザーごとに1.50ドル (+ サーバー、DB等の料金)

Twitch

  • ゲームストリーミングサービス
  • Amazon Lumberyardと連携出来る
  • 開発者はTwitchにいる月間ゲーム配信ユーザー170万人と月間視聴者1億人以上に向けたゲームプレー機能を構築することができる
    • Twitch ChatPlay
      配信者が同エンジンで開発されたゲームを配信している場合、投票によってゲームの進行を変化させたり、特定のプレイヤーをパワーアップさせるといった視聴者がゲームに参加できる
    • Twitch JoinIn
      マルチプレイ対応ゲームで配信者がファンを招待し、サイド・バイ・サイドのゲームプレイ映像を配信できる

参考:
 http://jp.techcrunch.com/2016/02/10/20160209aws-announces-new-set-of-integrated-services-aimed-at-game-developers/
 http://japan.cnet.com/news/service/35077640/

Twitch ChatPlay を試してみる

ゲームを配信しながら視聴者もゲームに参加できる Twitch ChatPlay は、新しいゲームの楽しみ方が作れそうで面白そう!と思ったので、早速触ってみることにしました。

今回は、Amazon Lumberyard のダウンロードから、Twitchのコメントを拾って動作するプログラムを作りました。
所要時間は、90分ほど。※ネットワーク速度等に大きく左右されます

Amazon Lumberyard のダウンロード

Amazon Lumberyard のページからZIP形式でダウンロードできます。
https://aws.amazon.com/jp/lumberyard/downloads/

ダウンロードが終わったら、ZIPを解凍します。

解凍中にエクスプローラーが応答なしになってしまう場合...
ほかの解凍ツールを使用するか、圧縮フォルダ内を開いて(ZIPファイルをダブルクリック 下画像参照)1項目ごとコピーしていけば問題なく解凍?できると思います。
ZIP_Exproller

Amazon Lumberyard のセットアップ

  1. ランチャー起動
    Amazon Lumberyard のZIPファイルの中身は画像のようになっていると思います。
    LumberyardFolder
    この中の、LumberyardLauncher.bat を実行すると、Lumberyard のランチャーが起動します。

  2. 使う機能の選択
    Get Startedの画面が開いていると思うので、Lumberyardのパスの確認と、使う機能の選択をします。
    Lumberyardのパスは、変なことをしていなければデフォルトで良いはずです。
    使う機能は、今回はエディタ起動とコンパイル・実行くらいができればよいので、上3つにしました。
    (下図参照)
    LumberyardLancher_GetStarted

  3. 必要なソフトウェアのインストール
    使う機能を選択すると、必要なソフトウェアが自動でリストアップされます。
    左のRequired Softwareのタブでその一覧が確認できます。
    今回は、最低限必要な DirectX と VisualStudio のみインストールしました。
    LumberyardLancher_RequireSoftware

  4. いざ起動!
    左のRequired Softwareのタブの赤×マークが消えたら、Summaryのタブを選択します。
    ウィンドウ右上にLanch editorというボタンが出ていると思うので、おもむろにクリックしてみてください。Lumberyard Editorが起動します。
    LumberyardLancher_Summary

  5. AWSのアカウントを入力
    Editorが起動すると、AWSアカウントのメールアドレスとパスワードを聞かれますので、ささっと入力してしまいます。
    LumberyardEditor_Login

Amazon Lumberyard のプロジェクト選択

ログインを済ませると、Level(ゲームの1ステージ分のデータのようなイメージ?)選択画面が出てきます。
LumberyardEditor_SelectLevel
今回は一から作る気はさらさらないので、サンプルプロジェクトを使います。
OpenLevelを選択し、Sample/Movers_Sampleを選択します。
LumberyardEditor_OpenLevel

少し待つと、Levelが読み込まれます。
Ctrl + G でゲームを実行できます。R2○2に似ているようで似ていないロボットがぬるぬる動かせます。Esc でゲームを終了します。
LumberyardEditor_LoadLevel

なんだかこれだけでも達成感がありますね。何も作ってないですが。
だいぶ長くなってしまったので、プログラミングとTwitchは後編で説明します。

19
17
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
19
17