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Udemyおすすめ講座をシェアしよう! by Udemy Advent Calendar 2024 に参加しています。
筆者は近年、新入社員研修に関わるようになりました。
弊社では
- プログラミング未経験者 も ソフトウェア技術者として配属されます。
- 組込ソフト開発が多いので使用するプログラミング言語はほとんどが C, VC++, そしてGUIは C# です。
- 研修を用意したり開催したりする側も兼業なので、大規模だったり体系だったりした教育プログラムはありません。
- 未経験者だろうが何だろうが、数ヶ月の座学+実習を終えたらOJTです。プロジェクトではドメイン知識の吸収も求められます。どんなお仕事任されるかわかりません。ジョブローテもあります。
- 社内研修はほぼお手製で、社外研修はほぼ受けられません。
- 自己研鑽の枠で「Udemy Buissiness」が利用できます。(補助は出るが自己負担あり)
という講師としては良心の呵責にさいなまれる中、
自分たちでは力及ばないけど
Udemy Buissinessにあったコレ、多分あなたたちに役立つよ
と思った講座をリストアップしました。
採用が言った「未経験者OK!教育充実!」て言葉を信じて入社してくれたみんな、
すまない……本当にすまない……。
使えて当たり前扱いのOffice製品
近年の新卒社員に必ず質問しているのですが
学校でWordやPowerPointの使い方をちゃんと教わった経験がある人、居ないんです。ひどくね?
いきなり「レポート作れ」「発表しろ」て、ひどくね?
会社でも使えて当たり前扱いなので、非効率な使い方している人、ぶっちゃけ「そうじゃねえだろ!」て言いたくなるデータ作っている人、居ます。
てことで、早々に覚えておきたいWord、PowerPointの使い方~基本編~。
数は多めに選びました。自分の状況と合わせて選択してください。
Excel?方眼紙な仕様書作りかねないからやめといたほうが良いよ~...
【パソコン三種の神器】Word+Excel+PowerPointを10日間でイッキに速習 / エクセル兄さん講座
機能を一気に紹介してくれるコース。
ある程度はWord, PowerPointに慣れていないとつらいかも。
逆に「何とかなっているけど、自分の使い方はいまいちな気がする~」という悩みに良いのでは。
【生産性を高める】Windows / エクセル / パワーポイント / ワードのショートカット講座
「何とかなってる」人でショートカットキーを殆ど使っていない人向け。
スマホ・タブレットを使い慣れている人には、キーボードを使う習慣が全然ないと思われますが、仕事ではキーボード主体で使っていくことになるので、この辺りからキーボードに慣れてみては如何でしょうか。
IDE (Visual Studio とか) なんてキーボードショートカット使ってなんぼ、ですからね。
【Word + PowerPoint + Excel】0から「Office使えます!」と言えるようになる講座
「学校では Chrome book で Google 使ってたんです」ていう、本気で初心者なのに「使えて当たり前」扱いされて困っている人向け。
もちろん、初歩から学び直したいという人にも。
3分で一発OK!社内プレゼンの資料作成術
最近の若者は自然とカラフルでスタイリッシュな画面を求めるものですが
社内で作られるパワポはシンプルかつ簡潔に。が大原則。
シンプルかつ簡潔、て具体的にどういうこと?
が説明されています。
しかも3時間なのでパッと見終わります。
センス不要!伝わるプレゼン資料のデザインルール【入門編】
PowerPointの使い方ではなく、デザインの説明である。
昭和な人が作りがちなサンプルを使って「どこがダメなの」「じゃあどうするの」を説明してくれている。
【これだけでOK!パワーポイント】PowerPoint徹底学習~プレゼンが楽しくなる!好きになる!自信がつく!
こちらもデザインの原則を説明していますが、実現方法としてPowerPointの使い方もあるので、両方取りしたい人向け。
プレゼン本に書いてないPowerPoint資料作成術「あのグラフ…実際パワポでどうやって作るの?」 8ステップ速習コース
グラフと表のカスタマイズについては、この講座がわかりやすい。
【初心者から上級者まで】1日で学べる Word の教科書マスターコース
Wordの使い方をだいたい網羅しているので、資料を作れと言われたときに「必要な機能は覚えた」状態になっておくのに良い。
その前に文章作成
最近の若者は「メモを取ったことが無い」そうです。
現場で「メモ取れよ」と言われても「えっ?どうすれば?」となるそうです。
先輩達へ
入力は動画ばっかりのデジタルネイティブは文章を読む機会も欠く機会も少ないので、人間として同じ入力デバイスを使っていても、そのドライバから上は別物と思ってください。
ということで職場で使う文章(家族友人に送るメッセージではなく)を一度きちんと整理しておくと楽になると思います。
この辺は上のOffice製品使う講座では「当たり前にできていること」とされているので「教わったとおりの使い方なのにうまくいかない~」というときは、文章作成まで戻ってみるのは如何でしょう。
書籍としてはこの辺が良いかなあ...
【実践付き】議事録(議事要約録)の書き方マスターコース ~上司が褒める議事録の効率的な作り方~
議事録を作る前の「メモを取る」のところがしっかり説明されているので、会議以外のメモ取りにも応用できると思います。
【文章力UP】文章作成の基礎講座~ 正しく理解しやすい文章の作り方~
1時間なので復習がてら見ても良いかな~と。2倍速にも耐えられます。
解説が少なめなので消化不良になるかもしれませんが、納得いかなかったところは先輩に聞いてみるのも良いでしょう。
簡単な図を使って考える ビジネスパーソンのための「はじめての」ビジュアルシンキング
メモは文章じゃなくても良いのです。図表をうまく使いましょう。
ビジネスマンのためのサッと伝えるイラストの描き方
そうは言っても絵は下手くそで... という人向け。
メモ書きで使う絵は美しくなくても良いのですが、後から見たときに何だかわからないのは困ります。
でもキレイに書くのに時間を取られて話についていけないのも困ります。
【もうメモ帳で悩まない!】Microsoft OneNoteの使い方基礎マスターコース【デスクトップアプリ版】
弊社ではMiroやNotionといったSaaSを業務で使うことはできません。
(厳密には申請をしてうまく許可がもらえれば使えるけれど、その壁は非常に高く厚い)
ので、マルチデバイスだったり仲間と共有できるメモを取りたい場合は OneNote になります。
ということで、使うかどうかは置いといて、使い方は覚えておきませう。
仕事のやり方の類い
いろいろな人が「学生から社会人になって【自分で考える】範囲がとっても広がって、そのギャップを乗り越えるのがつらかった」と言っています。
私はもはや昔のこと過ぎて、そのギャップがどんなんだったか思い出せないのですが
身近で見たギャップに苦しんでる若人にアドバイスするならこの辺かなあと思ってます。
【初心者向け】ロジカルシンキングベースコース ~コミュニケーションを通して、論理的思考を学習!
メモを取ったり資料を作ったりするときに頻繁に出てくるのが「ロジカルシンキング」。
なぜに?どういうもの?という導入にこのコースは如何。
なにより、短いのが良い。
文章力・伝達力・解決力が一気に上がる ロジカルシンキング
ひとつ前のコースだと導入すぎて物足りない、て人向けの「やってみる」があるコース。
ここでも物足りない人は、各自がっつりめのコースを探してトライしてください。
(そういう人の大半は「現場では何とかなる」になっている気がするので...)
エンジニアのための「問題解決」講座
何をどう組み立てていくのか、思考のやりかたは現場では教えてくれないことが多いです。
先輩達は意識的 or 無意識に頭の中で筋道を立てて検討しています。
個々人の癖はありますが、大枠はこの講座で説明している考え方を使っています。
考え方がわかると、先輩達が「唐突に」言い出したんではなく、「多分これがあれでこうだから」という背景が見えやすくなり、的を射る質問が出しやすくなると思います。
また、自分の思考に筋道を立てられると、わかったこと/わからないことを人に説明しやすくなります。
【超入門】もう仕事でパンクしないために学ぶ スケジュール管理の基礎 ~プロジェクトメンバ編
職場では「仕事は丸投げ」と思ってください。
仕事そのものは、先輩が細かく砕いて1日や数時間で片付く量に調整してくれるかもしれませんが、「任せた」から「できました」の間は大抵、皆さん自身にお任せです。
一方で、職場の仕事は必ず誰かの仕事と関連しています。誰かの仕事が遅れれば、別の誰かが必ず影響を受けます。
ので、どんな職場に配属されにしろ、真っ先に覚えておくと良いのは「自分のスケジュール管理」です。
プログラミング系
自分のペースで進捗できるのが自習の良いところです。
業務で使う知識は現場で取り急ぎ身につけるとしても、それだけじゃなく、ちゃんと体系だって習得しとかないと「後で詰む」のがプログラミング系です。
ということで何か1つプログラミング言語をちゃんと習得して、そこから他言語に展開できるだけの素地を作っておいてください。
以下に取り上げたのは組込ソフト開発が多い弊社の観点でチョイスしたものなので, 違う職種の方はスルーでどうぞ.
もう怖くないLinuxコマンド。手を動かしながらLinuxコマンドラインを5日間で身に付けよう
で、いきなりプログラミング言語じゃないんですが。
どのOSだろうとコマンドを使いこなせるようにならないと後々つらいので
(コマンドラインわかってればOSがどんな感じで動くのか何となく想像できるし)
習得しておきましょう。
組み込みボードで学ぶCPU動作
このコースで使っているモノを買わなくても、動画を「ふ~~~ん」と見てるだけでも、組込現場で出てくる言葉に慣れることができると思います。
シンプルなハードウェアを使っているので
CPU,レジスタ,スタック,そしてLEDやボタンといったハードウェアの繋がりがわかりやすいと思います。
【英語サイトを読めるようになろう】ゼロからやり直す英文読み方講座[英文解釈・長文]
ぶっちゃけ技術進歩のスピードとWebコンテンツ作成の簡易さとで、もはや日本語翻訳を待っている余裕がない世の中です。
日本語の書籍化なんてSSRと思いましょう。
Youtubeにはたくさん解説動画がありますが、やっぱり話し言葉よりも、サイトに記載された文章を読むほうが、まだ難易度低めなのではと思います。
もちろんブラウザが翻訳かけてくれますが、逆に訳わからない日本語になって原文のほうがマシ...という経験も先輩方はたくさんしています。
ので「ザックリと意味をつかむ」程度は英語のままでできるようになりましょう。
Git: もう怖くないGit!チーム開発で必要なGitを完全マスター
Gitのコースはいろいろありますが、難易度の低さと、現場で使うコマンド等の網羅率とで、この辺がバランス良いのではないでしょーか。
たた弊社、オンラインのGitHubは利用禁止なんで(オンプレのGitLabが動いてる)実習するときは自宅で試すか何かしてください...
現役シリコンバレーエンジニアが教えるアルゴリズム・データ構造・コーディングテスト入門
現場でコードを読んだら「何たらソート」とか出てきた。頑張ってコード書いたら「計算量多すぎるからロジック直して」て言われた。なんぞそれ???
となった人向け。
言語はPythonなんですけど、説明は図解が多いし、難しい言語じゃないので、何とかなると思います。
そもそも「アルゴリズム」「データ構造」て言われてもよくわから~~~ん、という人も勉強しておいてほしい。
現場でその辺教えてる余裕、あんまりないので。
一週間で身につくC/C++言語
python等の「固い型」がない言語でプログラミングを囓ってきたけど、会社入って使えって言われたC言語、今までと全然違って困ったよ~
という人向け。
C#を勉強する順番
C#をUdemyで自習するなら、そのコース数でピーコックアンダーソンさんを選択すると思いますが、闇雲に受講しても意味がわからないと思うのです。
それをフォローするコースがあるのも、ピーコックアンダーソンさんを選択する理由かなと。
なのでまず、ここからスタートで。
そのあとは「C#文法1:C#で最初に身に着けるべき30の文法」や「リーダブルコード:C#で読みやすいコードを書く50の方法」等、自分にとって大事なものから選択していってください。
リーダブルコード:C#で読みやすいコードを書く50の方法
C#は何となく書ける。けど現場で「読みにくい」て言われちゃった...
という人向け。
仕事で作るプログラムは多くの人が読むことになるので、可読性って大事です。
おわりに
個人で入会するUdemyはコースごとの課金なので厳選して受講となりますが、
会社がUdemy Bussinessを用意してくれている場合は何本見ても金額変わらないので、
気になるワードで検索→取り敢えず登録→2倍速で「求めた内容があるか」「視聴がしやすいか」をチェックして
自分にあったコースをきっちり受講するのが良いと思います。
誰かの言うことは指標にして良いけれど鵜呑みにせずに、自分なりの、自分のペースで、自分のスキルアップを目指してくださいm(_ _)m
以上.