主に C++ を使ってた人が Scala を学ぶシリーズ。
コンソール出力関数の使い方。

print.scala

class Main {

	// 出力
	print("Hello, World!\n")

	// 出力して改行
	println("Hello, World!")

	// フォーマットして出力
	printf("Hello, %s!\n", "World")
}

コンソール入力

> scala
> :load print.scala
> new Main

コンソール出力

Hello, World!
Hello, World!
Hello, World!

print 関数は内部で toString 関数を呼び出すので、toString 関数が定義されていれば文字列以外の型も渡せます。
Scala バージョン 2.11.6 で動作確認。

補足

Scala では class の下のレベルに処理を書くと、それがコンストラクタになります。
上に書いた print.scala は cpp で書くとこんな感じのようです。

# include <cstdio>

class Main {

public:
  Main() {
    printf("Hello, %s!\n", "World");
  }
}

コンストラクタに引数を渡したい時は class 宣言の後ろに引数を書きます。

print.scala

class Main2[Type](str : Type) {
  println(str)
}

コンソール入力

> scala
> :load print.scala
> new Main2("Hello, World!")

コンソール出力

Hello, World!

[Type] というのはテンプレートです。
cpp で書くとこんな感じしょうか。

template <typename Type>
class Main2 {

public:
  Main2(const Type& str) {
    printf("%s\n", str.toString());
  }
}