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時間が経っても「買って良かった」と思っている本

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この記事は以下のイベントに便乗して記載しています。

選択基準

ぶっちゃけ、新卒採用されてからの年数は、四捨五入すると20年になった年寄りエンジニアです。
この間、凸凹はありつつも、毎年のように「技術書」に区分される書籍を買い続けてきました。
購入した動機が満足できれば、その本は「買って良かった」ものでしょう。ですが、購入する動機は多様です。
必要に迫られて、興味があって、新しいナニカを求めて...

今回の記事では、買ってから年月が経ったけれど、現在も机の隣に置いてあって、ちょくちょくページをめくるような
頼りになる書籍を紹介したいと思います。

このような選択基準ですので、流行りもの(例えば、開発言語1、開発環境)は含まれていません。
興味が削がれた方は、ぜひ、ここでブラウザバックを。

オススメ度No.1「ふりかえり」関連

ぶっちゃけ、もっと早く(私が新入社員だった頃に)出版してほしかったと恨めしい思いをした書籍達です。
ふりかえりの意義とか目的とか種類とか設計とか、知らないままだと人生損してると思います。

タイトルに「アジャイル」と入っていますが、アジャイルに限定するのはもったいない です。
人生そのもの に使えます。

アジャイルレトロスペクティブ

2007年9月発行。次の本が出るまで唯一のバイブルでした。

アジャイルなチームを作る ふりかえり ガイドブック

2021年2月発行。唯一の新しい本ですが、20年後も使える確信があります。

筆者が出している同人誌もオススメしたいところですが、今回は割愛。
同人誌もpodcastも熱い、厚い。
気になる方は びば氏 ( @viva_tweet_x ) のページへどうぞ。

オススメ度No.2「プロジェクト」関連

まずはソフト開発で役に立って、
「人生のイベントひとつひとつがプロジェクトじゃん」と気づいてからは always 役立っている書籍達です。

PMBOK Guide

2017年発行の 英語版
敢えて英語版にしたのは、平素な英語なので日本人でも読めるのと、どの英単語が使われているかでニュアンスが伝わる+Google先生に尋ねやすくなるので。

項目項目は「知ってる」話が殆どですが、章立てされて1冊にまとまっている(整理されている)ことに価値がある書籍です。
開発プロジェクトで実施するアレヤコレヤが、何を目的・ターゲットに、いつ実施するものなのか
体験から整理した知見に整えるのに便利です。

実践・リスクマネジメント

2003年発行で絶版済み。中古でも入手困難性が上がってきている書籍。
プロダクトリスクとプロジェクトリスクとビジネスリスクと金融リスクがごっちゃになっている本2にばかり出会って大混乱に陥っていた私の救世主です。

「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意

2007年発行。
XDDPやPFDといった技術そのものも開発がある限り使えるとは思いますが
その背景にある考え方(物事の進め方、問題への取り組み方)は本気で普遍的だと思います。
散文的な筆者の随筆部分こそ、読み込んでほしいところ...。

PFDは日常生活でも業務フローでも使えるので、今や日々の業務に欠かせないです。
それにPFDは「ふりかえり」のインプットになるので...


四捨五入して20年の中で、出せたのが5冊とは少ない気もしますが...
はやりのアジャイルやDevOpsやAIやらは、きっと別の記事があると思いますので
私の記事としてはこんなものかなと。

ちなみに、以下のテーマの良本をご存知の方は、是非コメントでオススメください。
そこそこの冊数は買っているのですが、広く強く熱くオススメできる本には出会えてません...。
* 技術系の日本語の書き方、文書構成の作り方
* 技術系の英語の書き方 (メール用、文書用、Git用があるとなお嬉しい)
* アプリケーションアーキテクチャ (BCE, MVVMの類い)
* 上記よりレイヤがちょっと低い (実装よりな) デザインパターンの類い


  1. たとえば「プログラミング言語C#」は日本語版が出る度に買い直してますし、毎度毎度「ためになるわ~」と思ってますが、でも今更C#2.0の本をオススメする気になりません。古い版はすっかりブックエンドと化しています。そんな感じです。 

  2. プロジェクトリスクを勉強していたのに、気づけばBCPが出てくる本なんか捨ててしまえ。プロダクトリスクの話かと思ったら金融リスクの話になっている本も捨ててしまえ。 

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