■ はじめに
NVIDIAが「NVIDIA Broadcast 1.4」を発表しました。このツールにより以下の機能をリアルタイムに使用することができます。
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アイコンタクト(Eye Contact)
カメラから目線が外れても黒目の位置と目の開き方などを自動修正し、カメラ目線であるかのように見せられる。
ビデオ会議でメモや台本を読みながら話しても相手の目を見ているように見えるため、聴衆とのエンゲージメントを高めることができる。
現時点ではベータ版。 -
ビネット(Vignette)
周囲を暗くし、自分にスポットライトが当たっているかのように演出できる。
顔を追従してエフェクトがかかる位置を自動調整することもできる。
この新しいアップデートでは、まったく新しい効果「アイコンタクト」が追加されました。
例えば、台本を読んでいるときに、カメラを見ているように見せることができます。
また、バーチャル背景の品質も向上し、新しい「ビネット」では、背景のぼかしと組み合わせてクールなボケ味を演出することができます。
■ 動作確認環境
- OS:Windows 11
- CPU:Intel Core i7-9700F
- GPU:GeForce RTX 2060 SUPER
■ 導入方法
ダウンロードは こちら
※ System Requirements を満たしていることを確認
インストールの途中で以下の画面が出た場合はドライバの更新が必要です
ドライバのインストールは こちら
■ 使ってみる
NVIDIA Broadcast を開き、カメラ > エフェクト から「アイコンタクト(ベータ版)」を有効にします。
「ビネット」を有効にすると、下の画像のように顔から離れた箇所が暗くなります。顔追跡と強度の調整が可能です。
フリー動画で比較実験をしてみました。右側の女性はカメラ目線になっていることがわかります。
■ Zoomでの使い方
ビデオから「Camera(NVIDIA Broadcast)」を選択します。
これで Zoom 会議でメモを読んでいてもカメラ目線で話しているように見えます
■ 使ってみた感想
最後に使ってみて気付いたことを共有します。
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目線が行ったり来たりする
カメラから目線を外し続けている状況で、数秒おきにカメラ目線になって外れてというのが繰り返されることがあり気になりました。今後のアップデートに期待。 -
よく観察するとツールを使っているのがわかる
カメラ目線へ修正されたとき「黒目が大きいな!」と感じました。イケメンになれます。
あと目線修正時に睫毛が消えてしまうところからもツールの使用を読み取れます。 -
今回追加された機能以外も便利
地味にいいなと思ったのは、カメラプロパティから画角を調整することができること(ズーム、縦横シフト)。
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自動起動はしなくていいかな
おまかせでインストールすると Windows 開始時に自動で起動する設定になっていますが、毎回自動で起動させるほど使わなさそうだったのでチェックを外しました。 -
スピーカーのエフェクトは微妙
「ノイズ除去」と「ルームエコー除去」を NVIDIA Broadcast 内のサンプル音源で試すと「あ、いいな。」という印象だったのですが、オンにしたまま YouTube を見たり会議をしたりしたところ、音が途切れて聞きづらくなることがありました。