Windows環境からAWSのRedshiftに接続するためのクライアントツールを
いくつか触ってみた。
検討の条件
- 無料で利用できる
- Windowsで使える
- 検索結果がグリッド形式で見られる
クライアントツール
SQLWorkbench/J
AWSが公式に接続ツールとして紹介している
存在しないテーブルにselectなどちょっとしたエラーが発生すると
それ以降のSQLが失敗するようになってしまう。
参考:エラーの後にロールバックしなければいけない理由
rollbackを発行すると正常につながるようになるのだが、何かと面倒。
重い。
公式ページ:SQL Workbench/J - Downloads
QueryEditor
AWSのWebコンソール上にある機能。
ブラウザで実行するためインストール不要。
使うためには以下の条件を満たす必要がある。
- ノードタイプがDC1.8xlarge、DC2.large、DC2.8xlarge、DS2.8xlargeのどれか。
- 「拡張されたVPCルーティング」がOff。
今回では利用したRedshiftがDS2.largeであり、条件を満たさなかったため不採用。
A5SQL Mk2
OracleDBやPostgreSQLなど多様なDB接続に対応した無償(寄付募集中)のツール。
Redshiftに対応していると記載はされていない。
ver2.12.xだとつながるが、ver2.13.xだとつながらなかった。
date型が2000/1/1固定になってしまうので注意。
公式サイト:A5:SQL Mk-2
pSqlEdit
無償のPostgreSQLクライアント。
Redshiftに対応していると記載はされていない。
SQLWorkbench/Jより軽く、テーブル名の補完等も効く。
エラー時にはrollbackが必要な点は同じ。
公式サイト:A.Ogawa's home
Aginity Workbench for Amazon Redshift
Redshit専用のツール。
データの分散状況を見るなどRedshiftならではの機能があるらしい。
メールアドレスを登録しなければならなかったので、面倒に感じて試さなかった。
公式サイト:aginity workbench
DBeaver Community Edition
OracleDBやPostgreSQLなど多様なDB接続に対応したツール。
有償版と無償版がある。
正式にRedshiftに対応している。
Athenaにも対応している。
起動に時間がかかるが、動けば軽い。
キーワード補完やアカウントによる色分けなど、機能が多彩。
公式サイト:DBeaver Community
結論
DBeaverを採用。
- 正式にRedshiftに対応している。
- OracleDBにつなぐ時に使っているA5SQLと操作が似ているので戸惑いが少ない。
Ctrl+Enterで実行。Ctrl+Spaceで補完候補など