はじめに
統計検定3級を受験するにあたってどのような勉強をしたか。などの記録です。
これから統計検定を目指す人の参考になるかもしれません。
スペック
某大学の経済学部卒で、数学はセンター試験で数学をやった程度。
20年以上数学をやっていない。。。
偏差値。入試の時にそんなことを言っていたがどうやって算出しているの?
Σ。こんなのあったっけ?まったく覚えていない。そもそも習ったのか?
というぐらいのスペックです。
勉強を始める前に過去問をちらっと見てみたのですが、
偏差値の求め方などの公式を覚えればなんとかなりそうだという印象を持ちました。
電卓
統計検定に持ち込める電卓はこちらに載っているのですが、
個人的には以下のことも気にして電卓を選びました。
- バックスペース
電卓を扱いなれていないので、1文字消せるバックスペースキーは個人的には外せない機能です。 - ルート
統計検定ではルート(平方根)をつかうことがあるので必須です。
ちなみに2乗は ×= で計算できる電卓が多いので専用キーがなくても困りません。
3乗は __×==__です。
例えば5×=で25、5×==で125になります。
これができるなら25÷=で5になるとかで専用キーなしでもルート計算もできればいいのに。 - 「1」の下が「0」
「1」キーの下が「00」キーのもの(いわゆるCASIO配列というらしい)は押し間違いをしそうなので避けました。 - 「AC」が押しにくい位置にある
左下隅の「1」とか「0」とか押しやすいキーのそばに「AC」や「C」などのクリア系のキーがあるのも、押し間違いをしそうなので避けました。 - キーストローク
カード電卓のようなキーストロークが皆無なものは避けました。 - 10桁 or 12桁
どっちでもいい。 - 予算
1000円以下。
某ビッ〇カメラに買いに行きました。
要望を満たすものは意外と少なかったですが無事購入できました。
勉強方法
ネットで調べると、1~2か月勉強すれば合格できるとのこと。
とりあえず協会推奨の本(以下教科書)を読み、過去問をやる。という方針にしました。
教科書
自宅では集中できない性格なので、
通勤電車の中で教科書を読むことで学習を進めました。
2019年9月末から読み始めて10月中旬に読み終わりました。
協会推奨なので、範囲が網羅されているという安心感があるものの、
文章がわかりづらいところが多かったです。
たとえば、「~~~であり、前者をAといい、後者をBという。」みたいな文章があるのですが、
図を描くなり、もう少し工夫してもよいのではないかと。
過去問
日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2016〜2018年]
半期*3年間=6回分の過去問が載っている問題集です。
ネットで調べると、統計検定を受ける人はほとんどこれを買っているようです。
教科書を読み終わったものの、なんだかんだとあり1週間ほど空いてしまいました。
勉強場所(後述)を見つけ出し、10月末から過去問に取り組み始めました。
過去問をやってみて、間違ったところは教科書などを見ながら復習していきました。
過去6回分が掲載されているのですが、トータルでは1周と3回分こなしました。
最終的には30問中2~3問間違い。というレベルになりました。
毎回しょうもない解釈間違いなどがあり全問正解はできなかったのですが、
それはそれであきらめることにしました。
解くのには結構時間がぎりぎりで、
時間がかかる問題は後回しにして一通り終わると52~3分経過。
残りの7~8分で後回しにした問題を解くと数分前に終了する。というぐらいの時間配分でした。
勉強場所
通勤電車内では過去問ができないので、過去問をするにあたっては以下の場所を利用しました。
ネットカフェ
家の近くの完全個室のネットカフェ。
3時間980円でした。
机も大きく集中できてよかったですが、お金がかかるので1回利用しただけでした。
図書館
千代田区立日比谷図書文化館
区立の図書館なのですが千代田区民以外でも利用できます。
自由席と予約席があり、どちらも十分広くてしかも無料!
無線LANもついてます。
平日は22:00まで開いており、会社帰りに立ち寄ってました。
試験
勉強が終わりそうな時期に自分のスケジュールが空いている日が1日しかなかったので、
その日にCBT方式で受験することにしました。
PCの画面上で回答を選択していくのですが、いろいろ注意点が、、、
- 持ち込み禁止
試験会場には電卓以外持ち込み禁止です。
荷物はロッカーに預けます。
メモを書かないと解けないのでどうするのか。と思っていたのですが、
メモ用紙とボールペンが会場で渡されました。 - 書き込むことができない。
問題を解いていると、問題用紙に書き込みたくなることがあるのですが、
画面なので書き込むことができず不便です。 - グラフが入りきらない
示されたデータに該当するグラフを選択する問題があるのですが、
グラフが画面に入りきらず、スクロールさせることになるのでいらいらします。
スクロールしているうちに、選択肢①のグラフはどんなだっけ?みたいな。 - 最後の見直し
メモ用紙にどの問題にどの選択肢を選んだかをメモっていました。
PC上で選択間違いとかをしているのが嫌だったので、
最後に見直そうと思っていたのですが、
自分の選んだ回答を一覧で見る画面が用意されておらず、
問1から30まで「次へ」ボタンを押して確認していかないといけないのが不便でした。
ここはUIを改良してもらいたいところです。 - 時間
画面を見ながら手元のメモ用紙に書いて、、、と解いていると
過去問をやっていた時よりも時間がかかってしまい、
時間がかかるので後回しにした問題を回答することができない。というハメに陥りました。 - 受験費用
通常=4000円
CBT=6000円
となっており、CBT方式のほうが値段が高いです。
試験を終えて
合格ラインが70点のところ、84点でなんとか合格しました。
25/30=83.3なので5問間違いという計算でしょうか。
緊張したのか度忘れしてなかなか公式を思い出せなかったりと、
過去問を解いていた時よりも悪かったです。
9月末から初めて11月中旬に試験だったので2か月ぐらいかかりましたが、
私のようにだらだらと勉強せずに
通勤時間以外でも教科書を読み、
休日にも過去問をやるようにすれば、もう少し短くても合格できるのではないでしょうか。